「放課後ガンプラグリモワール」。
最初の決闘(ガンプラバトル)。リアルディランザとSDGP02のミキシング、ディランザ・サイサリスを。
【Page5「決闘クルセイダー」:ディランザ・サイサリス】
Page5「決闘クルセイダー」
ナイトリージョン・ヴァトラス城。
アマミチ達は、「決闘」を申し込んでくるガンプラを退けなければなりませんでした。
ディランザの改造ガンプラは、SDのディランザが存在しない以上ミキシングとスクラッチで製作された・・・まさに「本物」。
まるでちょっとグエル先輩のような物言いに、さすがのサクラもたじたじ・・・というか、一瞬にして倒されてしまいました。
・・・とはいえ、「エバーブック」でログインしている演者も、そしてガンプラも、現実世界では傷一つありません。
エバーランドでは痛みや苦しみが演者にフィードバックされるのですが、それも現実世界に戻れば全て元通りになるのです。
・・・ただし、「撃墜」された場合、復活までは多大な力を要します。
だいたい1週間くらい、再びEP(エネルギーポイント)が溜まるのを待たなければならないのです。
それもあって・・・次に戦うのは、当然バトルが苦手なアマミチとなりました。
「お前、名は?」
「は、はい!シイナ・アマミチ・・・じゃなかった、ガングリモワールです!」
ディランザは、正しい形での「決闘」を求めていました。
他の者に邪魔されない、一対一のガンプラバトル。本当は秘宝などどうでも良かったのです。自分のガンプラの力を、ただ試したかったのです。
そんなこともいさ知らず、バトルはディランザ優勢に進行。
ガングリモワールも新たな「ガンプラ魔法」を使って立ち向かいますが、HG譲りの重装甲はほとんどダメージを与えることができません。EPばかりが消費されていきます(ガンプラ魔法は出すだけでEPを消費するうえ戻せない)。
エバーブックを通して、「ガンプラ部」の人々からの声援が届きますが・・・アマミチに、それを気にしている余裕はありませんでした。
ディランザのGP(ガンプラパワー)は450。演者の動きも軽やかで、スピードでもパワーでもガングリモワールを圧倒してしまいました。
ガングリモワールの左腕が、空に舞います。
「ここは、戦場だ・・・おびえた奴から、死ぬぞ!」
とどめを決めようと、ディランザが飛び込みます。
アマミチの脳裏に浮かぶのは、ガンプラ部の面々、そして・・・
「君が。・・・この世界を、守るんだ!」
・・・ガンニッパーの声でした。
「僕は、「エバーブック」に従う!!」
ガングリモワールは、失った左腕に「ガンプラ魔法」のランナーを接続し、ビームサーベルでディランザを突き刺します。
「・・・お前の、勝ちだ。
・・・最後が、お前みたいな初心者で。ほんと・・・良かった・・・」
爆発するディランザ。
それは、どこか満足げで・・・そして、覚悟を決めていたようにも映っていました。
アマミチは、生き残りました。決闘に勝ったのです。
それが、この冒険の本当の始まりでしたー
(次回は夏~秋頃更新。次回を待て!)
【ガンプラデータ】
配役:ディランザ・サイサリス
演者:オオツチ・イサナ
所属:なし
GP(ガンプラパワー):450
使用ガンプラ:HG水星 ディランザ(グエル専用機)
SDガンダムBB戦士 ガンダムGP02A
HG水星 デミトレーナー・同拡張セット
レギュレーション:オフィシャルレギュレーション(頭部などはプラ板・パテ使用)
機体解説:「水星の魔女」のディランザをSD化した決闘用ガンプラ。
頭部の一部と胸部をBB戦士から移植することで、改造のハードルを比較的低くしている。
HG譲りの重装甲とHGそのものの大型武器を軽々と振り回すパワーを持つ。
頭の羽根はもう少し大きくできたが「縁起が悪い」との理由でHGのままにしている。
それでも、アマミチが撃破したときには羽根が舞い散ったという。
そろそろ登場人物の名前の種明かし。筆者です。
本作メイン登場人物は、名字が西武池袋線の駅名になっています。
これには理由が無いわけでも無く・・・最初にぱっと思いついたのが「シイナ・アマミチ」だったので・・・
なお、今回のようなゲストや敵については別の法則がありますがこれは後日に。
そんなこんなでChapter2のラスト、ディランザ・サイサリスです。
デュエルミッション用に既にXには投稿済み。
後ろから。
そもそもの発端は、「GBNW」で登場したSDGP-羅刹(2018年製作)でした。
このとき、家に眠っていたSDGP02の頭の上半分だけを使用。残りの部分はジャンクパーツ扱いで眠らされていました。
家には発売当時買ってそのままのディランザもあったのでミキシングしてみようと言うことになり・・・
・・・結局使ったのは胸部と頭下半分のみ。ううむ。
ともあれ、ズゴックMMが好評を得たことで成し遂げた本作3機目の幅つめSD化です。
胸部にディランザの肩接続パーツを埋め込むことで腕を接続可能に。
そこからディランザの腹・腰を接着。
前腕は切り詰め。上腕内部はボールデン1軸関節。足は腿に足首を直接接続。
スカートは地面に当たるのでモールドで削りました。
また、手首は元キットのままだと小さすぎたのでデミトレーナーから借りてきて大型化しています。
3本指になりましたが武装の保持はしやすそう。
ビームパルチザン:
グエルディランザの代表的な武装、広範囲をなぎ払う十字槍。
HGそのもののビームエフェクトを持つが、GPの高さがそれをHG並みの威力としている。
柄だけ詰めました。
頭部は既にあったGP02の頭下半分を使った総力戦。
黄色部分は元々はツインアイ部分、緑と顎下部分も本来はGP02の顎です。
頭中央のみガンダムグシオンを使用。半円状の部分はプラ板パテで作成。
ビームライフル:
こちらも元々所持していたもの。複数の射撃に対応しており決闘に応じた使用ができる。
ホバー移動:
足が短いので速力自体は低いが、EPを使ったホバー移動により一気に距離を変化させることができる。
ディランザの武装はほとんど変えずに使用しています。
デミトレ拡張セットから平手も持ってきて。
角・羽根はキットのままにしました。羽根のモールドだけいじっています。
ビームセイバー:
幅広のビーム刃を形成する携行武装。
・・・本来はビームトーチの名で呼ばれる。
スパイクシールド:
こちらもHGそのもののスパイクシールド。
ガングリモワールの攻撃をたやすく受け止めることができる。
可動の半分くらいはディランザ譲り。ズゴックMMに比べ足首が直接接続なので少し鈍いくらい(膝がない)。
頭は元キットからして動かしにくい構成です。
ガンプラ魔法パーツ3・シールド:
F00のシールドを若干パーツ追加して改造したシールド。
EPを消費することで広範囲へバリアを展開可能。
ガンプラ魔法パーツ4・「マギアライフル」:
ディランザとの決闘に際し、「ガンプラ部」で初めて作成したライフルパーツ。
F00のビームライフルを元手に構成され、一度ならビームの角度を変える曲射が可能。
対ディランザ用に、多少ですが強化されたガングリモワールです。名前もそれっぽくなりました。
徐々に手の込んだ武装に進化していきます(予定)・・・
ガンプラ魔法の法則:
一度に出せる魔法は現在2つまで。一度出すと破壊されるまで戻せない。
また、出しているだけでもEPを消費する。
ランナー自体も当たり判定があり、魔法が習熟することでそれ自体をも操れるという(アマミチが独自に考えた設定)。
バトルシーンのランナーを接続したグリモワールですが、こちらは背部のバックパックに差し込んでいる状態です・・・
ここからが文字通りの本番。
筆者は旧GUNSTA「ビギナーズガイド」時代から「あえて初心者が作ったガンプラを初心者っぽく見せる」という謎の趣向を持つのですが(まぁこれが元でガンダムベースに飾られたこともあるから馬鹿にはできない)・・・
ここからの「放課後」は基本的にそう言った部分が無くなっていきます。アマミチ達の前に立ちはだかるのはプロ(かそれと同格の住人)ばかりと言うこと。
そして、アマミチ達も徐々に進化していかなければならないと言うこと・・・
この都合で今後の更新スパンは今までよりも長くなります。ご了承ください(機体が完成してから物語を起こしてもいるので)・・・
ガン○○○○とか○○○○○ランダーとか、
既にXのSDガンプラコンには出してたこちらとかね・・・
(とにかく次回を待て)
「放課後ガンプラグリモワール」。最初の強敵が登場
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ガンプラビギナーズガイドとかGBNWeaponsでお世話になった者です。
ヘルプセンターにいるロンメル隊長は自分の作品です。本当はポケプラの人。
シリーズ索引は「おすすめ作品」からどうぞ
ブログ:https://solphis2.blog.fc2.com/
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