HGUC No.1 RX-77-2 ガンキャノンです。
HGUC ガンキャノンを成形色仕上げ+αで作ってみました。HGUCは旧HGのグフカスタムが好評だった為に今の技術で1/144の他の機体もリメイクしたら?という企画だったと思い、23年も前から始まり240を超えるまでになりました。先にMGで主役級のガンダムがある程度キット化されていたにしてもシリーズの最初は大抵はガンダムから始まるのですが・・・一番がガンキャノンで二番がギャン、三番目がザクⅢ改で四番目がキュベレイといい意味で統一性の無い凄いラインナップで(笑)模型誌読んでて本当に驚いた記憶があります。ガンキャノンはMGの旧ザクと一緒に買ったのですが旧ザクより遥かに作りやすく、カトキハジメ氏の画稿に近いプレーンな造形で当時は合わせ目を消さずに筆塗りで全塗装して完成したのを眺めていました。Ξ(クスィー)ガンダムの作業で中々終わらず、次はサクッと作れる物を作りたかったので・・・5年ほど前に買いずっと積んでましたこのガンキャノンをひろぱぱ様主催のツイッター上のイベント#22夏の積みプラ制作祭に参加する二機目の機体として旧キット特有の合わせ目と戦いながらも丁寧にしかも品質は落とさずに作る事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
240mm低反動キャノン、スプレーミサイルランチャー、バックパック等→(クレオス)RLM75グレーバイオレット
肩、足、太腿上部等→(クレオス)旧ガンダムカラーエクストラダークグレー
胴体キャノン基部、膝、肘裏の合わせ目部→(クレオス)旧ガンダムカラーレッド1
ビームライフル先端部→(ガイア)フレームメタリック(1)
ビームライフル可動式センサー→(ガイア)スターブライトゴールド
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはガンダムデカールのMGクロスボーンガンダムX0や閃光のハサウェイ汎用1などにホビージャパンの市販のデカールを使い、今回もカトキ風を目指しました。昔作りましたMGガンキャノンのガンダムデカールの残りがあったのでそれも使いましたが・・・20年以上前の物でしたから越年劣化の為に中々転写せず苦労しました。リバイブ版はカイの108仕様で作ってしまったので旧版の方をハヤトの109仕様にし、なるべくリバイブ版と同じ位置に同じデザインのデカールを貼っています。
このガンキャノンは記念すべきHGUCの一番目なので頭、胴体、腕、膝等の至る所に合わせ目があります。合わせ目は成型色仕上げの天敵で濃い色や暗い色の合わせ目は接着してヤスリで消しますと白化する事が大変多く、こうなってしまうと塗装する以外に消す方法はありません。昔、筆塗りだった時にキットに対応してましたガンダムカラーセットのをそのまま塗っていたのですが・・・全然模型誌みたいなスタイリッシュな感じにならない所か色合いが変わらない素組みに毛が生えた程度の物で「どうしてなんだろう?」と思いました。半光沢クリアーのスプレーで吹いたら玩具っぽくなるだけでつや消しクリアーのスプレーですと吹きすぎて白化したりザラザラの酷い仕上げになってしまう事が多く、今思うと酷い物でした(笑)。なので、ガンプラ作りを再開した時に一番先に買ったのはコンプレッサーとエアブラシでこれとスムースクリアーのおかげで自分の腕も多少はレベルアップしたと思い、筆塗りだと限界を感じていた壁を簡単に乗り越える事が出来ました。
合わせ目処理では悩んでいて、その為にお気軽汚しをマスターしたのですが・・・ふとガンダムカラーで筆塗りしてした時に「色合いが素組みに毛が生えた程度にしか変わらない」を思い出し「逆に合わせ目の部分だけをガンダムカラーで吹けば違和感が無くなるのではないか?」と思い、ギャプランTR-5[フライルー]を作った時にほぼ同じ色合いのヘイズル用のカラーを合わせ目の上から吹いて、スムースクリアーを更に吹きますと成型色と全く違和感無く合わせる事が出来ました。旧ガンダムカラーセットは出る度に全て買っていたのでHGUC初期の合わせ目の多いキットにはまさに打ってつけでレギュレータで圧をなるべく低めにして対応したガンダムカラーを合わせ目の上からやや弱めにぼかす様に吹きますと・・・それだけで合わせ目部分が全く分からなくなります。旧ガンダムカラーが無い場合はなるべく説明書通りに調色して、ランナー等で試し塗りして乾いたらなるべく違和感ない位に調色してからぼかす様に吹けば上手くいくと思います。
HGUCの旧ガンキャノンは手足はテレビアニメよりのグリーングレーが成型色なので今回はそれを尊重し、エクストラダークグレーにしたので写真だとわかりにくいですが実物はかなりアニメ版に近い色になっています。ですがキャノンやビームライフルはエクストラダークグレーだと合わなそうなのでRLM75グレーバイオレットで塗り、凹モールドも全てこの色で筆塗りして装甲からチラッとメカ部が見える感じにしました。頭のカメラアイはシールですが・・・クリアーパーツに負けず劣らずの質感でキラッと光りますから塗装よりお勧め出来ます。
最後は説明書と。
HGUC開闢のキットでありますガンキャノンは合わせ目は多く、可動箇所も狭い為に綺麗に作るとなると大変ですがリバイブ版のヒーロー体形よりこちらの方が好きという方も多く、パーツ数も少ないので一週間程で完成出せる事が出来ました。しかもリバイブ版にはないスプレーミサイルランチャーが付いているのは大きなポイントでククルス・ドアンの島でもその仕様のガンキャノンが出てきましたから(しかも109のハヤト仕様でした)今、クローズアップされても良いかもしれません。成型色も合わせ目さえ気にしなければ悪くなく、単色成型のエコプラでは再版されていますがやはり多色成型の方を再版臨んでいる方は多数いるとも思います。もちろんスプレーミサイルランチャーも作りましたから、この後に掲載してありますので・・・久しぶりに一番最初のHGUCを楽しんで作る事が出来て、積みも減らせる事が出来て大変良かったです。
ご覧して頂きありがとうございました。
スプレーミサイルランチャー仕様です。成型色の白のままだと味気ないのでRLM75グレーバイオレットで塗装しました。
赤の機体にグレーを差し色で入れますと引き締まった感じになり、全部の箇所を塗るのは大変でしたが塗って正解でした。
グレーの箇所はいつもブラックで墨入れしていて、これは良い感じになると思います。
ビームライフルは造形がかなり良いのでセンサーやマズルはメタリックで塗ったり、クリアーパーツでディテールアップしています。
メタリック箇所があるのでつや消しを吹くときはその個所をマスキングしています。
懐かしのメモリアルアクション(笑)。メモリアルアクション専用の平手が付くのは嬉しく、珍しくポージングさせました。
先に作りましたリバイブ版と。なるべく同じ位置にデカールを貼っています。リバイブ版はお気軽汚しを施して、次にアップする予定です。
今回は懐かしいながらも夏休み中に作業出来ましたからドンドン進んでいき、デカールも1日で貼り終える程で一週間で完成してしまいました。
HGUC No.1 RX-77-2 ガンキャノンを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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