2022年の9作目、高校時代に組んだ旧HG版のギャンを黒い三連星専用としてリメイクしてみました。
前作のGセルフが思った以上に大変だったので今回は気楽に行きたいなと思い、実家からサルベージした高校時代に組んだギャンを合わせ目消しとか塗装とか今の自分の技術で作り直そうと考えました。
そしたら女房(ガンダム素人)より青とか赤のプラモしか無いから変化をつけろとクレームが入ったので、まぁ確かにせっかく作り変えるんだし少し面白いことしようかということで自分の作品棚に少ない黒基調の機体を作る運びとなった訳です。
多少マニアックな方ならご存知の通り、戦略シミュレーションゲームの「ギレンの野望」シリーズではジオン軍でプレイするとゲルググとギャンのどちらを次期主力量産機として採用するかというイベントが発生し、ここで史実に沿わずにギャンを選び尚且つ黒い三連星がホワイトベース隊に倒されずに存命していると黒い三連星専用機の開発が行えるのですが、実はそこで開発できるのはギャンの改良版である高機動型。
通常盤ギャンはシャアやランバラルの専用機はありますが、ゲームのif設定でも黒い三連星版の通常ギャンは登場しないのです。しかしそこにこそオリジナリティを演出する隙がある。
まぁ高機動型をミキシングやスクラッチする腕が無い裏返しとも言えますが。
前述の高機動型ギャンについてですが、黒い三連星カラーは旧ザクや高機動型ザクに準拠したカラーリングなんです。アニメ本編には登場しませんが、MSV等で黒い三連星がルウム戦役で乗っていたとされているので史実に沿った設定の機体です。
ですが、ギャンはツィマッド社製のモビルスーツ。そしてツィマッドと言えば名機ドム。黒い三連星もドム。と言うことで、高機動型ギャンではなくドムに合わせたカラーリングで塗装した次第です。
なので黒い三連星色というよりドム色ですね笑
後ろ姿。
最近購入した撮影用の背景布を使ってみました。ですが、黒系の機体に黒背景はビギナーには難しく、今回の投稿は黒背景と通常背景のミクスチャースタイルでお送り致します。ホントすいません。撮影技術もガンプラスキルの1ステータスなんですね…
ここまでガッツリ色変えて全塗装したのはEGガンダム以来、2作目です。
追加ディティールとして、関節部にマルイチモールド仕込みました。あとスカート部にリベットも入れてみました。
全てコトブキヤのMSGパーツです。
胸部にドムと同じ兵装の拡散ビーム砲仕込みました。こちらはコトブキヤのパーツとHアイズの組み合わせです。
黒い三連星専用なんでジェットストリームアタック用にあった方が良いかなと思ったのと、近接戦闘に特化したMSなのでビームサーベルでの斬り合いの時に搦め手としての効果は結構大きいのかなとか思ったりしたので。ジ・Oの隠し腕的な戦法ですかね。
高校時代に断念したモノアイ可動の加工を今回リベンジしました(左右方向のみですが。)
なんせHGUCのナンバリングのNo.2という最初期のモデルなので、合わせ目は当然のようにあらゆるパーツに存在してました。それは覚悟の上でしたが、それよりも厄介だったのは当時組んでいた時に出来てしまったゲート跡のエグれ! その時はどんな工具を使って作っていたか全く記憶にありませんが(下手したら爪切り)、合わせ目は流し込み接着剤で処理して、その後にエグれを瞬間接着剤で補修して何とかここまで持ち直しました。
あと、初期HGあるある「関節部のポリキャップ剥き出し」に対しては、ポリキャップにガイアのメタルプライマーを塗ってからアクリル塗料で塗装してます。
メタルプライマーの出番はサイコガンダム用で購入して以降二度と無いかと思ってましたが、備えあれば憂いなしってところでしょうか。
このキットにうってつけのデカールが「ジオン軍MS用②」のツィマッド社製MS用デカールなんですが、近場の模型屋さん及び家電量販店に陳列されていたはずなのに、いざ欲しくなったらどこにも置いてなくて急いでヤフオクで落札した苦い思い出…
というかボンヤリ違和感を覚えていたのが確信に変わったのですが、昔はツィマッド読みだったけどいつの間にかツィマットに変わってますよね?
わたくしバリバリのオールドタイプなので今後もツィマッドで通させて頂きます!笑
声に出して労って頂きたい今回の仕事がこちら。
スジボリ追加したりプラ板貼ったりとかっていうディティール追加のスキルが無い僕は、こういったところの塗装でなんとか見栄えを良くする事しか出来ませんでした。
実家でサルベージした直後の姿。
汚しにも果敢にチャレンジした痕跡が見られます。写真で見るとこれはこれで頑張って作ったんだなという優しい気持ちになれるし、若かりしあの頃の記憶が蘇ります。
ちなみに盾のジオンマークはMGのサイサリスから持ってきた記憶がありますが、サイサリスは処分してしまっていました。まさか20年以上経過してガンプラ熱が再燃するなんて夢にも思いませんでしたよ。
ギャンと言えばこのフェンシングスタイル!
でもこれはマ・クベのスタイルなので、黒い三連星には似合わないし、絶対しないでしょう。北宋の壺の価値にも絶対興味無い。
こっちの方が黒い三連星感出てますか?
彼等、特にマッシュとオルテガは蛮族みがウリのキャラですから。ただしこのギャンはガイア機として製作してます。
以上、黒い三連星専用ギャンでした。初めて自分オリジナルと言えそうなカラーリングで製作出来て、やって良かったという達成感あります。最後までご覧頂きありがとうございました。
ツィマッドへのこだわりを体現してみました!
コメント
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三連星カラー、奥様のご指摘からとは素敵ですね!! ギャンのモノアイ可動、難易度高(=やりがいあり)そうですね。
コメントありがとうございます!
連邦系ジオン系とかの判別では無く、作品群の全体的な彩りで判断するっていうガンダムに縛られない観点は貴重な気付きでした! 一応モノアイ可動にはなってはいるんですが、動かすのに一回軸から抜いて差し直さにゃならんので、少々手間がかかるのが難点です。次に繋げたいと思います🤝
ifの掘り下げが、読んでて面白かったです。シールド重厚感出まくり! これのみでも飾れますね!
ありがとうございます!
僕のやり込んだギレンの野望は第二弾のジオンの系譜だったんですが、ゲルググ系統の機体が便利過ぎてギャンの採用はただの縛りプレイでした笑
盾はガンダムのビームライフルも防いでくれるように祈りながら塗り重ねました🤗
2021年5月から久々にガンプラ組み始めました。宇宙世紀モノを中心でHGを筆塗り全塗装で楽しんでます。特別な改造は無く、取説通りの表現に+αあるかないかと言ったところでしょうか。
過剰な積みプラを避ける為、実際に鑑賞した作品の機体のみ組むようにしていますが、最近ではプラモを作る為に未読の小説版等を購入して読み漁る有様です。
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