ザクⅡ J型(残党軍現地改修仕様)

　今回はジャンクパーツ処理も兼ねてEXモデルのマゼラ・アタックで余ったパーツを各部に貼り、ジオン残党軍で運用されている現地改修仕様として製作しています。
　足首の構造が独特で接地させづらい…

　ザク・マシンガンとザク・バズーカはいずれもサイト部にトップコート後にウェーブ「H・アイズ(無色クリア)」の3.5mm径をはめ込んでいます。バズーカのサイト部は浅いのでMr.美透明接着剤で接着してみましたが、あまりうまくいかなかったです。
　モノアイは今どきのようにモールドが無いので、モノアイレールを開口してビームサーベルのクリアランナーから切り出したものでクリア化しています。

　2003年発売ということでフォーマットは当然今のキットとは違い合わせ目は出まくり。前腕、左肩アーマー、太腿、スネ、武器類は全て合わせ目消ししてガンダムマーカー筆塗りで塗装していますが、どうにも撹拌が上手くいかずマーブルっぽくなったのが心残りです。

　マゼラ・アタック付属のマゼラ・トップ砲は２丁めを製作。以前作ったものとの差別化として、マゼラ・アタックを有人機仕様で作ると余るセンサーパーツを上部に接着。ビルダーズパーツHD「MSパネル01」を天面に接着しています。

　システムウェポン002のヒート・トマホークと、009のザク・バズーカD1型(ORIGINで設定されたもの)を持たせて。左銃持ち手がついてくる数少ないキットなので、こうしたポーズも決まりますね。

　今回のザクは過去作のグフクリムゾンカスタムの僚機として製作したものになります。キットの造形上スネの姿勢制御バーニアが無い(1stのアニメ設定ではそもそもないですが、近年のキットではF型でバーニアがある)ことからJ型扱いにしています。

　約7年後の2010年発売のザクⅡF2型と。改めて見ると同じザクとはいっても、シルエットが似てるだけで全身の形状が全くと言っていいほど違うのが分かりますね。何気に動力パイプがグレーだとか、肘や膝が黒くないとか、見比べてみるのが面白いです。

　マゼラ・アタックの余剰パーツは履帯×8、スモークディスチャージャー×4、フックパーツ×2を使いました。スモークディスチャージャーとフックはボーナスパーツなので必ずしも使うわけではないので、作り方によって増減はあると思います。
　履帯は実際の戦車でも車体に貼って増加装甲のようにするということで、スネ前面と右肩に２個ずつ、胸部左右に１つずつ貼りました。スネに貼る分は当初３つずつと考えていましたが、フットミサイルとの兼ね合いで減らし、その分を右肩に移設しました。

　スモークディスチャージャーは胸部左右とバックパック左右に２つ接着。前後両方とも攪乱できるようにしました。フックパーツはリアアーマーに接着して、牽引用ワイヤーなどを掛けると想定しています。
　また、グフ・フライトタイプで余るバーニアをバックパックに装着。3mm穴を開けてからリーマーで開口部を拡大し、対応するこけし型のポリキャップを介して接続しました。

　膝関節は下からポリキャップを入れてから太腿で挟み込む構造の為、後ハメ加工が必要です。上部のプレート部分を切り飛ばして中を削り、ポリキャップが通せるクリアランスを確保して後ハメ化しています。

　塗装はほぼガンダムマーカーです。今回はガンマカ信奉者の僕も筆塗りの限界を感じました。意外とザクグリーンって本体の成型色より微妙に色濃いですね…。ちなみに指は近年のキットに合わせて関節のようにグレーで塗装しています。
本体部緑1＝ガンダムマーカー　ザクグリーン
本体部緑2＝同ザクダークグリーン
紫＝同ガンダムパープル
グレー＝同ファントムグレー
武器グレー＝Mr.カラースプレー　黒鉄色

　塗装後はMr.水性トップコートの光沢で塗膜を保護し、THE ORIGIN汎用①のデカールからグフクリムゾンカスタムと同じようにラインマークを貼りました。どうせザク以外には使えなさそうなので。もっとも、面構成が違うのは共通の問題だったのですが…
　またザクは本来ジオニック社製機体ですが、ヅダがコンペに負けて以降ツィマッド社でライセンス生産されていたことがある、という設定があったので、デカールもツィマッド社の物を貼ってます。