Dancer in the Aerial

　ビットダンスのシーンはアニメーションの構図をそのまま静止画でマネしたら動きの印象が消えてしまうので、画を傾けたり前ボケ撮影でブレを出したりしてアレンジしました。

　スカートはそのものを直接つけず起伏などの意匠を断片的に入れて、総じてスカート的ななにかに見えるものを目指しました。

　腰の環状のエスカッシャンは上から見たスカートやハイハットなどがモチーフで、元のものと同じく砲台・防御フィールド・推進力を兼用できるマルチ兵装のイメージです。シェルユニットは釣り用ホロシールの上に、透明レジンにラメを入れて複製したものを乗せました。ホロシールはクリア層をどうするかで色んな表現ができそうですね。ビットはネオジム接続で黒いエフェクトはUVレジンでつくりました。

　頭頂部はエアリアルのアンクルアーマー、肩もF91のアンクル、腿前面はミカエリスの腿、環状エスカッシャンはユーゴーの武器、踵のバーニアはGp01Fbのスネです。

　胸から下はプリズムブルーブラックのつや消しを塗りました。エリクト姉妹にあたる部分はマルーンレッドで塗り、EDの質感に似てたので塗りムラをそのまま残しました。

　ちょっと原因がよくわからないのですが、一覧で見える写真だと画質が下がったような感じになっちゃってますね（クリックすると元に戻ります）。

　胴の接合など初めてやることで注意力のリソースが切れたのか、完成後に見ても詰めが甘いところを無数に発見できてしまう作品となりましたが、思い描いたイメージのほぼすべてを実際に形にするところまでたどり着けたのでよかったです。水星の魔女をリアルタイムで見ながら作れたのも良い体験でした。まあ、EDと本編は思ったほど関係無かったですね（笑）他制作工程は制作ストーリーに、載せきれなかった写真はツイッターに随時載せていこうと思います。