HGUC No.77 RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機です。
HGUC ブルーディスティニー2号機を成型色仕上げ+αで作ってみました。ブルーディスティニーシリーズはゲームが元祖の機体ですが今ではかなり有名な物になり、HGUCでは二回もキット化されています。自分も好きな機体なので1号機、3号機、イフリート改と作って来ており、2号機も作るのは時間の問題でした。2023年に入りバイアランまでZガンダムに出た機体を立て続けに作って来たので、一休みではないですが・・・面白い機体を作りたくなります。在庫を探していましたら、このHGUCではありますが旧版のこの箱が目につき中を見ましたら・・・20年近く放置したありましたから接着面は黄ばんでいる、ぐちゃぐちゃでパーツがあるかわからない、表面処理が甘い(笑)と酷い状態で返って制作意欲が湧きました。自分も20年前に比べますと少しは技量が上がったと思うので最新の工具やツールを使い、この古いキットを成型色仕上げながらも今のHGUCと同じレベルにまでもっていく事ともしユウ・カジマが1号機に乗り換えたら・・・を目標に作りかけの2号機を再び手を入れる事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
全ての白色部→(クレオス)クールホワイト
関節、メカ部、シールド裏等→(ガイア)メカサフライト
頭、脇、腕等各部合わせ目箇所→(クレオス)旧ガンダムカラーブルー11
ビームライフルクリップ、ヘリウムコア等→(クレオス)旧ガンダムカラーブラック2
頭部アンテナ、腹部ダクト→(クレオス)新ガンダムカラーMSイエロー
各部バーニア、胸部バルカン砲等→(ガイア)フレームメタリック(1)
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはTHE BLUE DESTINY 汎用1のはほぼ使わず、余っていたベルテクス等の市販デカールを満遍なく貼り、カトキ風にしました。更に余っていたテトロンシールも多く使っています。肩やシールドのEFSFマークはガンダムホビーライフ付録ので市販には無いカッコいいマーキングで大変ありがたく迷わず使いました。
ブルーディスティニー2号機と言えばジオン軍特殊部隊によって強奪され、ニムバスの乗機となりイフリート改と同様、ニムバスのパーソナルマーキングとして両肩が赤く塗装されるのが定番ですが、それはEXAM版で再現する事にして今回はこの機体がジオンに奪取されず、ユウ・カジマが宇宙に上がるのでゲーム上でも空間戦闘をした2号機に乗り換えたら・・・というIF機体にしてみました。その為に肩や脚、お尻やシールドにEFSFのマーキングを貼り、連邦所属を大きくアピールしています。ミノフスキー粒子が散布されている戦闘はレーダーが効かない目視戦闘がメインで機体識別をちゃんとしないと味方に攻撃される可能性が高いのでなるべく3~4箇所は所属のデカールを貼る様にしています。IF機体でも設定を考えて作るのは大変楽しいと思いますよ。
プロポーションやディテールは悪くないのはわかっていたのですが・・・20年前に速乾の流し込みタイプの接着剤は無く、タミヤの白瓶の接着剤を使ってそのまま放置していたので黄ばんでいて酷い物でした(恐らく接着剤の成分の合成樹脂が時間が経つにつれ劣化する為だと思います)。旧のブルーディスティニー2号機は専用のガンダムカラーセットが出ていたので中を見たら・・・こちらも劣化していて固まっていたのでまずは溶媒液を中に入れて1日放置して使える様にします。いつもはその塗料ややや薄めにぼかす様に合わせ目に吹いていくのですが・・・今回は黄ばみが酷い為に一回では隠せず2~3回なるべく薄めに色を重ねていき黄ばみを隠していきます。古いキットなので頭、腕、脇、脚のアンクルガード、ビームライフル、バックパックと至る所に合わせ目があり、気を遣いながらなるべく薄く塗装して成型色と同じ色合いにしています。専用カラーは流石でほぼ同じ色合いです。
次に関節が白や青というのが好きではないので塗膜が大変強いガイアカラーのメカサフライトをプロユースシンナーで割り、プロと同じ様に強い塗膜を作りました。アンクルガードに白の部分があるので全て同じ色合いにしたかったのでクールホワイトで全て塗りました・・・成型色が青でもクールホワイトですと2回も吹けば真っ白になり、この高性能な塗料も当時はありませんでした。脚やコクピット部に黄色い逆三角マークがあるのですが・・・ここは塗装だと黄色なので大変面倒なのでゼリー状の接着剤で埋めてから神ヤスで慣らし、市販の似たデザインのデカールは貼る方が遥かに綺麗に仕上がります。各部の細かい箇所は筆塗りでビームライフルのクリップと手の色は違う方が良いですよとツイッターのフォロワー様に聞いた事があるのでそれをそのままやりました。ビームライフルもシールドも細かく塗り分けましたから今のキットに負けない程になったと自画自賛しています(笑)。
最後は説明書と。
ブルーディスティニー系は"EXAM"の方が旧HGUCより遥かに進化していて、ディテールやプロポーションも素晴らしいので旧HGUCは中々再版され難いと思いますので逆にある程度は作り込みました(間に合えばHGUCコンプ計画に出したかったのですが・・・)。自分もウェザリングが好きで汚しをするのですが綺麗な機体を汚すのは難しくないですが逆に接着面が黄ばんだり白化したのを綺麗に仕上げるのは相当難しいと思いました(成型色仕上げですとプラと色を合わせないといけないから尚更です)。それをまずまずの仕上がりなったのはキット化した当時にはない最新のツールや塗料、デカールでおかげでリカバリーが出来る様になり、旧キットも負けない程の完成度になって本当に良かったです。この機体でユウ・カジマが星一号作戦に参加していたら・・・と思うと心が躍り、残りの旧キットの2機もIF機体として仕上げたいと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
発掘時の状態です。パーツはめちゃくちゃ、接着面は黄ばんでいて酷い状態でした。
旧のガンダムカラーブルー11を黄ばんだ箇所に薄く吹いていきます。
バックパックにも大きな黄ばみがありましたが・・・薄くブルー11を吹いたおかげでわからなくなりました。
関節は全てメカサフライトで塗装しました。
EFSFマークはガンダムホビーライフ付録ので市販にはないカッコいいデザインです。
足元もデカールを多数はり情報量を増やしています。
EXAM版3号機と。2号機の方が細身で肩が高いからスタイリッシュに見えます。
綺麗に作るのは汚しよりも大変な時がありますからまだまだ精進します(笑)。
HGUC No.77 RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機を作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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