永らく積んでいたHGUCガンキャノン量産型に漸く手を付けました。
前回に引き続き、今絶賛マイブーム中のコロ落ちシリーズ機体です。
ガンキャノンの日(7/7)に間に合わせようと頑張っていたのですが進捗が芳しくなく、工程逆算して7月7日に間に合わないと分かった瞬間急激にモチベが下がりかけましたが、何とか踏みとどまって完成させました。
素の胴&足が短いずんぐりむっくり体型がどうにも好きになれないので(設定画には忠実な感じはしますが)、胴を腰との接続部で約2mm嵩上げ、腿部を幅約1mm、長さ約2mm増やし体型改修しました。
胴と足が伸びて相対的に腕が短くなってしまうので、二の腕も約1mm伸ばしました。
延長工作、模型雑誌やネット記事を見ているとサクッと気軽に出来そうな工作に見えますが、地道な繰り返し修正が必要で結構な労力を要する重工作ですよね(ただ単に私が下手なだけなのもありますが。
延長工作中の写真です。
捨てサフしては修正を数回繰り返し疲れましたが、満足な体型に仕上がりました。
後ハメ化の為に肩アーマーと肩部の構造を変更しました。
それぞれ腕部、肩部を挟み込む形で構成されていますが、それではとてもではないですが合わせ目消して塗装できないので、変更必須と思います。
肩アーマーは胴体側の切り欠きを1枚プラ板で補填し、胴体の接続軸が通る穴を空けました。
昔のHGUCでよくある構造ですね。
肩部と腕部は挟み込み部を切除しそれぞれ組み立て合わせ目消ししたのみで、ちょっと強引ですが無事に組付けできました。
胴体との接続はボールジョイント化も考えましたが、あまりメリットを感じなかったので最低限の工作で終わらせました。
バイザーはクリア化させたいが、その為にプレバン版を手に入れるのは費用対効果が悪いので、おゆまるで元のパーツを型取り、UVレジンを流し込んで自前でクリア化しました。
硬化後、クリアブルーのラッカーで塗装し、表面はガンダムマーカーのツヤ有りクリア、裏面はガンダムマーカーのメッキシルバーを塗りました。
アップで見るとちょっとツラいですが、おゆまる+UVレジンはどちらも100均で簡単に手に入り優秀な材料ですね。
気泡が入ったり、成形不良になっても追加料金なしで納得いくまで何度も繰り返しトライできるのも有難いです。
手首部は時代相応で、キットのままだとポリキャップ丸出しでディテールに乏しい&すぐに塗装が剥がれてみずぼらしくなると思ったので、カバーを作りました。
ビルダーズパーツのMSスパイク01の基部を、ちょこっとやすりを当てて薄くしたらシンデレラフィットしました。
丸みがあって全体のデザインにもマッチし、プラパイプをぶつ切りしてカバーにするよりリッチな仕上がりになり満足です。
非常に簡単にできますし、個人的にはかなりオススメな工作です。
後は所謂「ブチ穴」をドリル等で開口したり、バーニア部をディテールアップパーツを貼ったり、ビルダーズパーツ等に置き換えました。
旧めのHGUCは沢山合わせ目があったり、ちょっとした手間を加えたくなる箇所が随所にあったりして、基本単純な工作で対応できますが「自分だけのキットを作っている感」があって自然と愛着が湧きますね。
武装はWDガンキャノンでは必須の両手100mmマシンガンです。
HGUC陸戦型ガンダムのものを持ってきました。
WDガンキャのシンボルと言える部分ですが、プレバンのWDジム&WDガンキャキットには両手分のマシンガンが入っておらず、拘りに欠けるパッケージだと思わざるを得ません。
トリガーガードが無いのでプラ板で製作、バレル後方を囲うヒートガードは穴の掘りが浅すぎるのでドリルで彫り直しました。
このヒートガードの穴彫りも簡単ですが、一気に精密感が出て効果的な追加工だと思います。
持ち手はビルダーズパーツにしてあります。
塗装はベースカラーのグレーに悩みましたが、タミヤのサーフェイサーとしました。
ゲームCGは紫がかった独特なグレーでカッコいいのですが、良い色に巡り合えませんでした。
WD隊等のデカールを貼りトップコートしたらスミ入れ&ウェザリングです。
オーストラリアの砂漠地帯で活躍した機体なので、砂っぽさを目指しました。
クレオスのウェザリングカラーのサンディウォッシュをメインに全体を汚し、随所をグランドブラウンやラストオレンジ、ブラックのスミ入れ塗料でアクセントをつけ情報量を増やしました。
乾燥後、タミヤのウェザリングマスターのシルバー系でドライブラシ、エナメル塗料でスポンジチッピングを施し完成です。
銃口、砲口は同じくウェザリングマスターの煤色を擦りつけました。
トップコートで盛大にミスってめちゃくちゃ白被りしてしまい、かなり修正が必要になりましたが、逆にそれが汚れ具合に深みを増した気がします。
と思う事にして、自分の愚かな行為(湿度MAX時の屋外でトップコートした事)を誤魔化しています(笑)
最初はオリジンガンキャとミキシングしようかと構想していましたが、2キットを合わせてみると思いの外工作が大変そうなので、今回の延長工作の方針に切り替えました。
延長工作は大変ですがプロポーション調整には必須の工作だと思いますので、今後も逃げずに精度向上できるよう精進しようと思います。
コロ落ち系の制作はこれで4つ目になりました(MG1.0 VDゲル、MG1.0 WDジム、MG1.0 VDグフ、今回)。
ブルーやジオニックフロント同様、コロ落ちも私にとってとても思い出深い作品なので、主要MSは今後も自分で納得のいく立体物を制作していきたいです。
ジムスナⅡ&オアシスはプレバンのHGUCが新規専用パーツが盛り込まれかなり欲しいのですが、レアめなキットなので入手チャンスを気長に待ちます。
ジムキャノンはMG1.0ベースで作りたいのですが、B-CLUB改造キットは手に入る可能性が低いので、2.0ベースを上手く部品取りしてって感じで気長に構想&材料調達しようと思います。
余談ですが、今回の制作中についに我慢できなくなり、ドリームキャスト一式を買い直してしまいました(笑)
約25年振りにプレイしましたが、十字キーと1本のスティック(しかも両方左手操作)の独特な操作感に思わず苦笑いが出ました。
今日のツインスティックを使ったコンシューマゲーム機FPS操作に慣れ切った身としては慣熟するまで中々つらかったです。
戦闘自体はまあ淡泊ですが、MSを動かしている感は今やっても気分が上がりました。
BGMも秀逸ですね。
何より戦闘前後のブリーフィングとムービーが出色の出来で、ストーリーも凝っていて、今の目で見ても素晴らしかったです。
中々プレイ環境を揃えるのは面倒ですので、よろしければ是非youtube等に転がっている動画をご覧になってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(おまけ)撮った写真が余ったので貼っておきます。
長身改造して白犬仕様に塗りました
コメント
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この度も良い物を見させていただきました!絶妙なカラーリングで、まさにWD隊です。トリガーガード省略気になりますよね…笑 わたしも毎回プラ板で作るか別キットから流用しています笑
バイザーのクリア化は考えていたので参考にさせていただきます!
ありがとうございます!
陸ガン系は付属品が多いのでランナー的な事情は察しますが、銃持ち手は付属させてトリガーガード付けて欲しかったですよね。
まあこういう所は、作る側のガンダム愛と手間でカバーですね!笑
おゆまる&UVレジンは何かと便利なアイテムなので、是非試してみてください!
コメント失礼致します
ガンキャノンのキットは全て胴が寸足らずですよね?(バンダイのキット全てに言えますが)
胴・太腿の延長、太腿の幅増しでグッドプロポーションになってますね✨
各面のエッジ出しもバッチリで見ごたえたっぷりです😆
ジムキャノン等の完成も楽しみにしております🎶
コメントありがとうございます!確かにガンキャは不作な感は否めないですね。。引き続きシリーズコンプリート目指してがんばります!
ディテールアップから塗装まで、すごい作り込みですね!ダブルマシンガン仕様のWD量産型ガンキャノン最高です(gandam-hand2)
サターン&ドリキャス派だったので「戦慄のブルー」や「コロニーの落ちた地で」はやり込みましたね。懐かしい・・・
ありがとうございます!ダブルマシンガンは必須ですよね!時代の流れ的に難しいと思いますが、こういう硬派の固まりみたいなダムゲーがまた出てくれる事を祈ってます。
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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