旧キットでは1stやZ、Vガンダムなどで武器セットが発売されていましたが、そのコンセプトを引き継ぐようにして2011年にシステムウェポンが発売。その設計データを元にしたシステムウェポンキットが現在ガンダムベースにて販売されています。
僕自身も凄くお世話になっているシステムウェポンとシステムウェポンキットですが、今一度その違いを振り返ってみてもいいのかなと思いました。
まずシステムウェポンとシステムウェポンキットのおさらいです。どちらも組み替えによって同機種の別バージョンの形態にしたり、オリジナル形態を作れます。相違点としては、
システムウェポン
・2011~2015まで生産、一般店頭販売
・一部組み立て済み、箱(ブリスター形式)販売
・タンポ印刷によるマーキング済み
システムウェポンキット
・2019~ガンダムベース限定品
・全組み立て式、袋入り販売
・マーキング無し
といったところです。全塗装派の方にとってはマーキングや組み立て済みというのが面倒なところと思われて人気がなかったのか、「キット」として復活するまでは再販がなく、今でも旧システムウェポン時代の商品は中古ショップなどで高値がついてるものがあります。
ちなみに組み立て済みってところも厄介で、ものによっては組み立て済みパーツの一部が瞬間接着剤で止められて分解できない物もあります。
また、旧システムウェポン時代は画像の武器ラックが付属していました。このラックは上に連結できます。もちろんつなげすぎると不安定になります。
この武器ラックのフックパーツですが、別売りの「システムベース」付属品と同形なので、駐機状態のディスプレイ時に武器をたくさん付けておくこともできました。
ここからはラインナップ振り返りコーナーです。紹介する中で、005、007、008を除き、全て旧システムウェポン時代のものです。改造でぶんどったパーツもあるので一部欠品してるものもあります。ご容赦を。
001。ユニコーンガンダムのビーム・ガトリングガンとザク・マシンガンのセットです。一応ビーム・ガトリングガンはネオ・ジオン製なのでジオン系武器のセットですね。
ビーム・ガトリングガンはフルアーマー・ユニコーンガンダム発売までは唯一1/144で立体化されたキットです。手持ちでもこれが唯一かな?ユニコーンガンダムの前腕の角型穴に差してEP4のように腕にマウントさせられますが、シールドが装着できなくなるのが難点。組み替え用パーツだけでもう1丁組めるのが嬉しいところ。
ザク・マシンガンはおなじみの形状に加え、F2型付属品と同形に組み替えられます。弾倉はフタが外れて、内部の薬莢がぐるりと彫刻されていて、作る過程でも楽しめます。
002。ゲルググ用ビーム・ライフルとヒート・ホークの1年戦争期ジオン製武器のセット。
ライフルはグレネードランチャーとフォアグリップを増設できる他、ガトー専用機の試作型、「0080」のゲルググJが使ったビーム・マシンガンにも君替えできます。
ヒート・ホークは大型刃、ロンググリップに加えて、「ZZ」のドワッジが使った両刃式のヒート・トマホークになります。刃が小さめなのは旧HGUCザクのサイズに合わせたからなのか(F2ザク付属品の方が大きかったです)
003。ガンダムGP01のビーム・ライフルと陸戦型ガンダム/ジムの使用したショートシールド。ここにきて連邦用武器のセットです。
ビーム・ライフルはオリジナル組み替えのビーム・マシンガンと、「0083」のCDシネマ「ルンガ沖砲撃戦」に出たという新型試作ビーム・ライフルにもできます。「ビルドファイターズ」でビルドストライクと対戦したマラサイが持ってましたね。
ショートシールドは「08小隊」後半から使用された増加装甲付きに加え、オリジナルのグラップル・シールド、ジム・ストライカーやペイルライダー(陸戦重装仕様)の使ったスパイク・シールドにもできます。
004。「08小隊」特集なロングレンジ・ビーム・ライフルとヒート・ソードのセット。
ロングレンジ・ビーム・ライフルはジム・スナイパーやジム・スナイパーⅡ(ホワイト・ディンゴ仕様)と同形で、オリジナルの連射タイプと超長距離狙撃仕様に組み替えられます。
ヒート・ソードはグフ・カスタムやフライトタイプ付属品と同形。両刃型やロンググリップの薙刀タイプ、「ミッシングリンク」のイフリート(ダグ・シュナイド機)の使用した大型刃の組み替えパーツが付属します。2本作れるのも嬉しい。
005。ガンダム5号機のジャイアント・ガトリングガンと連邦のシールドのセット。
ジャイアント・ガトリングは「ビルドファイターズ」放送後のカスタマイズウェポンキャンペーン品でも製品化されていますが、こっちの方がもっとカッチリした出来です。ペイルライダー(空間戦仕様)でもついてましたが、センサーユニットやフォアグリップ、弾倉の組み替えパターンが豊富で、シリーズ1のプレイバリューだと思ってます。
シールドは先端にクロー、裏側にニードルクローを追加できます。ちなみにニードルクローのパーツはビーム・サーベルのグリップにも転用できて便利です。また、同梱のジャイアント・ガトリングガンをシールドに装着できるジョイントもあります。
006。ザクシールドと「0083」のドム・トローペンが使ったラケーテン・バズのセット。何かここからネタ切れ感が垣間見えるのは僕の気のせい?
ザクシールドはマシンガンなどを装着するウェポンラックや付属のシュツルム・ファウスト4つをマウントできるパーツに加えて、スパイクやグリップの追加で旧ザクの手持ち式シールドにもなります。
ラケーテン・バズはバレルと弾倉しか換装できなくって地味。グリップは動きますが、前方のシールドに干渉してそんなに動きません。ザクシールドにも装着できます。
007。旧システムウェポン時代にはここら辺はあまり店頭では見なくなりました。シナンジュバズーカとツイン・ビーム・スピアのセットです。
シナンジュバズーカは確かHGUCネオ・ジオングと発売時期が近く、「バズーカ欲しいけどネオ・ジオングはなぁ…」って方には単品のこちらがおすすめです。まあ今ではシナンジュ・スタイン(NT版)にも付属しますけども…。もちろんシナンジュのビーム・ライフルやシールドに装着できます。組み替えパターンは特務仕様バズーカのみ。
ツイン・ビーム・スピアはジム・ストライカーでおなじみの品。基部の可動ギミックももちろん再現。ハルバードモードやロンググリップ、上手く行けば両刃型のジャベリンモードにもできます。シリーズ唯一のクリアパーツ使用なのです。
008。Zガンダムのハイパー・メガ・ランチャーとジムのビーム・スプレーガンのセット。
ハイパー・メガ・ランチャーにはRG、旧HGUCのZガンダム対応の装着ジョイントが付属。つけないとなんか下側が寂しいので僕はつけっぱなしにしてます。組み替えパターンはプレーンなイメージの狙撃仕様になります。
ビーム・スプレーガンはスリットが開口されていてシャープな出来。組み替えパターンは連射仕様。正直地味すぎて見栄えが…。ガンプラではないですが「U.C.ARMS GALLERY」の方ではビーム・スプレーガンとジム・スナイパーカスタム用のライフルに組み替えられました。
009。「THE ORIGIN」用にデザインされたザク用のバズーカ2種。下の方にあるD1型は組み替え無しでこの形状で固定。
上にあるバズーカはF型でもおなじみのB1型に加えて、マガジンがつくC1、B2型にもできます。旧キットの武器セットのようにバズーカの弾頭が付属します。あっちに比べるとクオリティは段違いです。
010。現状最後のラインナップで、唯一の「SEED」系武器です。ストライクバズーカはパンツァ―ファウスト風に出来ます。ビーム・ライフルはデュエルやストライクノワールが使用したもので、ロングタイプにも組み替え可能。ロングタイプは当時「MS IN ACTION!!」のデュエルをお持ちの方はご存知なのでは?
009、010はシステムウェポンキットに仲間入りしましたが、今でも探せば旧システムウェポンの製品が店頭に置いてあることも…僕はどちらも池袋のヤマダ電機で入手できました。執筆時点でまだ置いてあったので。
そんなこんなで振り返ってきたシステムウェポン・システムウェポンキット。旧システムウェポン時代のラインナップは010で止まってますが、今後011以降は出てくれるのか…?
このシリーズ復活してくれたのは嬉しいが、後続は出るのか…
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まだまだ初心者です。プラ板やパテの扱いに慣れていこうと思います。コメントやアドバイスを頂けると幸いです。
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