超久しぶりの投稿です…なんとか完成までこぎつけました。
矢立文庫のアナハイムラボラトリーログ(A.L.L)に登場するティターンズ版ジムスナイパーⅡです。
あまり作例として見かけないマイナー機体ですが、これでも一応は公式設定(サンライズ公認)だったりします。
0080に登場したジムスナⅡを近代改修した機体という設定のようで、頭部のカメラバイザーと、メインウェポンがBOWA社のL-9ビームライフルに換装されている点が大きな違い。
設定上、U.C.0084の機体なので、ジムスナⅡの配備から実に4年が経過しています(センサー有効範囲はベース機から1.5倍に拡大されてるとか。)。
ちなみに、HGUCキットの頭部デザインは、公式設定のものと異なっているため、ここを設定通りの意匠(MG版準拠)に改修しています。
◾️主な改修箇所
◯頭部〜バイザー形状と頭頂部の意匠を改修
◯首基部〜0.5mm延長
◯肩部〜アウトライン修正
◯上腕部〜1mm延長
◯腰部〜2mm延長
◯大腿部〜2mm延長
◯足首〜2mm延長
◾️塗装レシピ(G〜ガイア、M〜Mr.カラー)
◯ブルー①
ティターンズブルー1(M)
◯ブルー②
ティターンズブルー2(M)
◯レッド
モンザレッド(M)8.5+
Exホワイト(G) 1.0+
蛍光レッド(G)10滴少々
◯関節部•グレー部
メカサフヘヴィ(G)
一部 ニュートラルグレーⅣ(G)
◯ウェポン
ニュートラルグレーⅣ(G) 1.5+
ニュートラルグレーⅤ(G)0.2
一部 ニュートラルグレーⅢ(G)
◯トップコート
GXスムースクリアつや消し(M)
◾️デカール類
◯HiQパーツコーションデカール
◯自作デカール
フロントビュー
結構細かい箇所を改修してみました。
ひとつ手を出すと次々と気になってしまうタチなので、完成まで余計な時間をかけてしまいました(反省)。
見どころは目玉のオヤジ的な一つ目バイザーへの改修です。
キットのバイザーにエポパテ盛って削りまくりました。
ただ、設定画が正面と背面の2枚しかないため、立体化にあたっては相当迷いました。
作りやすさを優先し、結構デザインをアレンジしていますが如何でしょうか?(雰囲気は出たかと思います。)
カラーレシピは、今後もこのA.L.Lのシリーズを製作する都合から、今回もMr.カラーのガンダムカラーをビン生で塗装しています。
腰と膝の艦隊コード「AG」は、紛らわしいですが「アーガマ」ではありませんw
設定上、このジムスナⅡはアレキサンドリア級「Al-Gizeh(アル・ギザ)」の第7小隊に配備された機体とのことです。
U.C.0084となるとグリプス戦役前なので、少なくともアーガマはまだ建造中なのでは?と思われ、素直にそのまま「AG」にしておきました(当初は、アーガマの艦隊コードと差別化する意味で「AGz」にしようかとも思いましたが…。)。
地味なところですが、設定ではメインカメラのバイザーレンズがベース機のグリーンからオレンジに変更されています。
これはどうしたものかと一思案。キットのレンズを「おゆまる」で型取りし、Mr.UVクリアパテで複製するかたちで自作しています。
整形には酷く手間がかかりましたが、更にクリアーオレンジで塗装したところ綺麗に透過。
自分なりに上手く出来たと思いますし、今後に向けて自信がつきました。
リアビュー
バーニアはいつも通りWAVEのU・バーニアに置換しています。
下地にシルバー吹いてから、ここも設定通りにクリアーオレンジを上掛けしています。
あまり見ない配色ですが、これはこれでアリですね。
ランドセルと脹脛のバーニアが同サイズのため、もの凄い出力アップの気がしますが、近代改修機なので気にしない気にしない…。
そして問題のL-9ビームライフル。
グリップ部のみキット付属のジムマシンガンから流用、あとはプラ材を駆使して根性でスクラッチしていますが、それなりにカタチにはなったかと思います。
スコープのレンズは、クリアオレンジに塗装したWAVEのH・アイズですが、下地にWAVEのベーシックエッチングを貼り付けたところ、レンズ越しに正円がうっすら透過してリアルさが増しました。
ここは個人的にお気に入りのポイントです。
シールドです。
これまでの反省点を生かして、基部は最初からネオジムで磁着させました。
表面にはいつものスタンピングリーフを使った自作デカールを貼っています。
ティターンズは特殊部隊扱いなので、今回はお遊びで「SPACE」の箇所を「SPECIAL」に変えてます。
U.C.0084だと、ティターンズも設立間が無い時期ですので、敢えてグリプス戦役時に貼られている鷲(鷹?)のエンブレムは避けました。
なお、ロゴ文字「TITANS」の下には、これまたお遊びで「ZEON Remnant Hunter(ジオン残党狩り)」と表記しています。
シールド裏です。
L-9ビームライフルは、マガジン一つで「一発」…しか撃てないそうです。
それは流石に心許ないので、スペアマガジンをひっそりとシールド裏に装着しています。
ネオジムで脱着可能とし、接続端子は極小ハトメと真鍮線パイプで情報量アップ。
なお、シールド下方にモールドされていたジムマシンガンのスペアマガジンを削除したほか、RX-78などに見られるハンドグリップをそれらしくプラ材で新造しています。
時間はかかりましたが、今回も楽しんで制作できました。
次作は自ずとアレになっちゃいますねw
コメント
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完成おめでとうございます!
丁寧に作られてて凄くカッコいいです☺️
L-9ビームライフルや盾の新造部分も違和感なくて良いですね〜
設定通りと言われるとアレですが、ティターンズカラーも凄く似合ってます!
コメントありがとうございます。
今回は細かな箇所も修正して、丁寧に制作することを心掛けた…のですが、その分、時間かかっちゃいましたねw
L-9ライフルは人生初のスクラッチで、大変ではありましたが充実感もハンパないです。
あかいサンもK9、頑張って下さい!
完成楽しみにお待ちしてます。
典型的ジムスキー。
アラフィフのガンプラ復帰組です。
単身赴任とコロナによる引きこもり生活に端を発し、当時より潤った経済力を武器として、小学生以来30数年ぶりにプラモ制作を楽しんでいます。
嫁の監視や老眼と戦いながら、主にHGを中心に清潔感あるモデル作製を心掛けています。
あまり作例で出てこないマイナー&マニアックな機体の制作に惹かれるタチです。
なにぶん仕事が遅いので、作品アップは気長にお待ちください。
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