ジオセイバーガンダムオーディン

機体名:ジオセイバーガンダムオーディン
全高:17.84m
重量:15.13t

インパルスガンダムと同じく、武装組織「チームプリズム」で設計された可変MS。
略称は、ジオセイバーO。

経歴
既にチームプリズムは、インパルスガンダムが完成した時点で、ザフト軍の「ZGMF-X23S セイバーガンダム」の設計図を独自ルートで手に入れており、1号機が完成していた。
本機は、その設計図を基に新造された2号機にあたる。

外観
カラーリングは、本家のインパルスガンダムと同様の赤・青・白のトリコロールであり、そのヒロイックなデザインは、「新生セイバーガンダム」と言うに相応しい。

性能
内部構造が一新されており、本家よりも大幅な軽量化に成功している。
アルティメット細胞の力を得ている為、高い性能を有してはいるが、フォースインパルスガンダムエクストリーム、ガンダムエクシアワイルドダークマター、ガンダムAGE-1ハイパーレッドホッパー、ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王、エターナルフリーダムガンダムブルーフレアなどの最強クラスの戦闘能力には遠く及ばない。
一方で、「本機がダメージを受けると、そのパイロットにもダメージが伝わる」というDG細胞やアルティメット細胞の持つ特有の欠点は、一切存在しない為、扱いやすさではこちらが上となる。

• アンリミテッドエンジン
  本機に搭載された永久機関であり、アルティメット細胞の力を受けて、ただでさえ高い出力がさらに底上げされている。
• 機動力・スピード
  軽量化によって、本家セイバーや再設計された1号機よりも高い運動性を獲得している。
  反応速度も強化されており、亜光速レベルで動くMSにも対応できるほど。
  スラスターにリミッターを掛けている為、普段は推進力と機動力が大幅に抑えられているが、それでもMS時においてもフリーダムガンダム並みの機動力は保っている。
  そしてリミッター解除時の機動力・加速力は、MS形態ではフォースインパルスガンダムエクストリームの0.75倍とされている。
  ただし、その代償としてパイロットへの負担が凄まじく、旋回と加速制御も難しくなる為、長時間のリミッター解除は、パイロットに重傷を負わせてしまう危険が伴い、下手をすれば強烈なGに耐えられず、死に至る。

• MA形態
  MAへの変形機構を備えており、MS形態よりも遥かに強力な飛行能力を発揮できる。
  そして、スラスターのリミッターを解除する事で、機動力と加速力を爆発的に向上させられる。リミッター解除時の機動力・加速力は、フォースインパルスガンダムエクストリームの1.5倍になる。
  ただし、MS形態と同じように、リミッター解除による代償として、パイロットへの負担が凄まじく、旋回と加速制御も難しくなる為、長時間のリミッター解除は、パイロットに重傷を負わせてしまう危険が伴い、下手をすれば強烈なGに耐えられず、死に至る。

武装
リタイエイター、高エネルギービームライフル、対ビームシールドは、本機の内部に粒子化して収納する事もでき、必要に応じて手元に召喚できる。
本家のセイバーガンダムとは性能面に変化は無いが、最大の違いとして、両肩に装備された2本のビームサーベルは、同系統のビーム兵装「リタイエイター」に変わっている。

• リタイエイター
  本機の新規武装であり、柄尻が連結された薙刀状のビームサーベル。詳しくは後述。
• 高エネルギービームライフル
  本機専用のビームライフル。詳しくは後述。
  
• 空力防盾
  MS形態では左腕に装着される対ビームシールド。詳しくは後述。
• 機関砲
  両側頭部に2門、MA時の機首に2門を、それぞれ内蔵されている。
• アムフォルタス
  背部左右に装備された大出力ビーム砲。
• スーパーフォルティス
  アムファルタス砲身パーツに併設されているビーム砲。

リタイエイター
本機の主武装となる薙刀状ビームサーベル。
陽電子砲のビームすらも斬り払う凄まじい斬撃力を誇る。
柄自体の耐久性と強度も極めて高く、陽電子砲ビームであっても傷一つ与えられないほど。
ビーム刃の色はグリーン。
本家セイバーや再設計された1号機と異なり、こちらはフリーダムやジャスティスと同様に「柄尻を連結させた薙刀状態が常時固定」されている為、両肩アーマーへの格納が不可能になった。
代わりに、粒子化による収納・召喚が可能となった事で、使い勝手が良くなっている。

高エネルギービームライフル
MA時は左肩アーマーに固定され、MS形態で使用しない際はリアスカートに装着される。

空力防盾
粒子化による収納が可能になった事で、本家セイバーや再設計された1号機にあった「シールドが破壊されるとMA形態への変形は不可能となる」欠点はある程度解消されている。

特殊能力

• セイバードライブ
  本機の保持する膨大なエネルギーを、特殊な中和粒子「セイバーフォトン」に変換・生成する特殊能力で、あらゆる命を救う事ができる。
  セイバーフォトンには、人体や地球に悪影響を及ぼす力を中和する効力があり、闇のDG細胞やGN粒子による毒素はおろか、同じアルティメット細胞の力さえも中和し、地球上に存在しない毒の解毒をも可能にする。
  これにより、デメリットを安全に取り除いた上で人命を助ける事を可能にし、理想的な人命救助を実現できるようになっている。
  その力はこれだけに留まらず、レクイエムバーストによって永続的に停止させられた生命活動、機械や電子機器の機能を、安全な状態で復活・再起動させる事ができる。
• アルティメットヒーリング
  本機の保持する膨大なエネルギーを、特殊な回復粒子に変換して周囲に散布する事で、周辺にいる仲間の受けた傷を癒したり、病気を治して元気にしたり、瀕死の者を蘇生させる、強力な回復系の特殊能力。
  人間に限らず他の動物にも効力をもたらし、ほぼ全ての生き物の生命を回復させるほどの効力が有しており、流石に死者を蘇らせる事までは不可能だが、アルティメット細胞との高い適合率を誇るパイロットが使えば、不治の病であろうと完治させる事が可能になる。
  この回復粒子は、なんとMSにも有効であり、大きさは一般的なサイズに限定されるものの、機体の大部分が残っていれば、仮に大破していようと完全修復できてしまう。そして、DG細胞や闇のDG細胞、アルティメット細胞を持つMSなども例外なく回復が可能。
  ただし、あくまでも「味方を回復する」能力なので、本機とパイロット自身を回復させる事はできない他、この能力を行使する際にもパイロットの体力を大きく消費してしまう欠点もある為、パイロットのコンディションが良好でなければ連続使用が難しい。

今回は、「ダンボール戦機」のLBXオーディーンのカラーリングに加えて、設定のモチーフに「仮面ライダービルド ジーニアスフォーム」を選びました。

ちなみにジーニアスフォームには、「人体や地球に悪影響を及ぼす力を中和する」という人の命を救うヒーローに相応しい特殊能力を持っていたので、それを上手く取り入れてみました。