【GBNW:EX】31：SDBD:R アヴァランチレックスバスター

第83改「エルドラの思い」

～通信障害事件から約１週間後。
　ゲームマスター・カツラギがアルザスに送ったメール～

アルザス。
例の「差出人不明武装」の出所が、判明した。
ＥＬダイバー、だったのだ。我々も知らないディメンションから武装を転送している。おそらく、ＧＢＮ内でも多くの武装が集まるアルザスのところが一番「転送しやすい」と判断したのだろう。
我々には、ＥＬダイバーの保護義務がある。それをなんとしても見つけ出し、保護せねばならない。その時が来たら、アルザスにも協力してもらうつもりでいる。

・・・ところで、遠い惑星･･･エルドラで戦っているはずの「彼ら」の武装が何故「武装データ」となれたのだろうか。この場所はＧＢＮだ、理由はいくらでも付けられる。
しかし・・・強いて、挙げるとすれば。
あの武装達は、惑星・エルドラに住む民の「思い」から発した物なのかもしれない。思いの結晶がＥＬダイバーとなるように。
アルザスがあの日に聞いた声も、おそらくそこから共振した物なのだろう。
アルザスは、あの武装達を･･･エルドラの「思い」を、一番よく知っている。
知っているからこそ、感じるものもあるはずだ。

追伸　ＧＢＮが再開したら、一番高い奴を頼むよー

～今回の写真は後日、アルザスが惑星・エルドラでのミッションに挑戦している彼らから（管理サイドを通して）密かに借り受けテストした物～

【武装データ】

キット種別：ＳＤＢＤ：Ｒ（ＳＤガンダム「ビルドダイバーズRe:RISE」シリーズ）
発売：2020年2月
価格：750円（税抜き）

関連ガンプラ：SDBD:R ヴァルキランダー（本体。武装装着でアヴァランチヴァルキランダーなどの各形態を再現。EX13参照）

ガンダムベース東京のＳＤコンペに影荒烈駆主を出してきた筆者。
流石に数年前の作品なので粗は多いですが雰囲気的にもっとも合っていたので･･･ともかく皆様のＳＤスピリットで凄いことになっていました。
ガンダムベースは現在施設要請で短縮営業している以外は通常営業なので是非とも。ＳＤ戦国伝の貴重な企画書なども展示中。

さて、小説パートの文言の大半を特別出張版から流用しつつ今回はアヴァランチ。ＳＤガンダム（ヴァルキランダー）用強化パーツです。
過去、ＳＤ強化武具セットなど様々な形で売られてきたＳＤガンダム強化パーツの類ですが･･･ちゃんと箱で恒常的に売られるのは初めてでしょうか。
勿論、ＨＧＢＣ以降の武装キットでは初のＳＤ用パーツです（ＨＧ用パーツがＳＤに付けられるなどの例外はあり）。

例によって「武装キット」の体裁のため説明書には武装などの解説はなく、本編での活躍で補完する形となります。
･･･本編（リライズ1st12話）では総力戦の結果ミッションは失敗してしまうこともありあんまりそれっぽい解説は出来ないのですが。

ランナー。ヴァルキランダーの続きのＣランナー。
赤部分はＫＰＳで金部分はグロスインジェクション、ヴァルキと同様。

素体のヴァルキランダーはEX13参照。金部分など塗装済みです。

セット内容。シールは貼っていません。コンデンサー部分など。
・ＧＮレックスバスター（一式）

･･･は流石に怒られそうなので、

・バックパックパーツ（バックパック中央部分、可動式ガンホーン、ＧＮアームガンクロー兼肩アーマー×２）
・アヴァランチヴァルキランダー腕装甲パーツ
・アヴァランチヴァルキランダー足装甲パーツ（装甲、ＧＮレッグガンクロー）
・ガンドラゴン用ベースパーツ
・ＧＮジャマダハル

また、こちらには映っていませんが、３ミリ軸→ＬＧＢＢ・ＳＤＥＸの手首ボールへの変換パーツ、３ミリ軸→ＨＧ・三国創傑伝の手首ボールへの変換パーツが各一個付属。下記しますがアームガンクロー用です。

Ｃジョイント：
主に「３０ＭＭ」で使用されている、Ｃ型のジョイントパーツ（太さはバリエーションあり）。取り付け・取り外しがしやすい一軸関節。
武装キットで言うならスカルウェポン（無印42）やパワードアームズパワーダー（無印34）のアームパーツ。
ガンプラで言うなら･･･「鉄血」関係であろうか。

最初に。
今回、ＳＤ用パーツであるからなのかそれともパル君が新しもの好きだからか、一部装甲の接続にＣジョイントが用いられているのが特徴。
具体的には肩アーマーのアームガンクローです。これにより、肩アーマーとの接続位置を二箇所から選択できます。
ガンダム・フレームにも付けられたり。

また、接続の多くはＰＣ－７接続。ハロプラなどにも使用しているボールジョイントＰＣです。
こちらはボールデン大ボールをお持ちなら無改造で置換可能である事を覚えておきましょう（ただし装着感は若干異なる）。
トップ写真は足をまるまる取り外し組み替えていました。

ＧＮアームガンクロー：
肩アーマーは手にはめ込み、クロー兼ビームガンとして使用可能。

こちらを行うためのジョイントパーツは、ＳＤ用・ＨＧ用のそれぞれ１個づつ付属。
両腕行いたい場合は２個買う必要があります。

ＧＮレッグガンクロー：
アヴァランチエクシアダッシュを思わせる脚部アーマーは収納・展開、クローの展開が可能。
ＧＮジャマダハル：
アヴァランチ形態での主装備となる宝剣。
高い切断力を持つほか、先端からは粒子ビームを射撃できる。

とりあえず肩とバックパックに付けて。
バックパックはヴァルキと同じＡＧＰ２穴接続なのですが･･･ＨＧ相手だとなんだか緩め？
ジャマダハルは左右に持ち手を持つほか、中央はＨＧの手に持たせられます。
ヴァルキに持たせたい場合はアヴァランチ腕装甲をかませて。
あと塗装はしんどそう。

ＧＮレックスバスター：
最終ミッションに向けてパルヴィーズが開発した装甲は、合体させることで大型粒子砲として機能する。
この際胸部のダゴンズ・ジョーは展開、最大出力の一撃を放つ。
※なお、「アヴァランチレックスバスター」はこれを使って放つ技の名前のようでパルヴィーズはそちらでコールしている
それは、彼の尊敬するあるダイバーの必殺武器を想起させるものであった。
エルドラの月での攻防戦でその姿を見せたが、敵の膨大な力の前にはなすすべなく･･･
※追記※元ネタは「ガンドランダー」に登場した鬼龍破砕砲・レックスバスター。元ネタでは５人で使用していた。正義の心を持つものしか使用できない。
また、エクスヴァルキランダーでも引き続き使用可能だったりエルドラの月に向かうための大気圏脱出時には遠隔操作で発射し勢いをつけた。
なお最終回の「ツインメテオキャノン」の由来はガンドラメモリアルブックを見ても未だ解っていない･･･メテオって時点でちょっとガンドラっぽいけど。

全パーツを合体させるとレックスバスターに。ちょっと脚部の接続は緩いかも（Ｄ字型の棒）。
底面にはジョイントパーツ２つとスタンド用の３ミリ穴。
写真のように宇宙空間でレックスバスターを撃ち放つポーズを取るにはベースを二個用意。

アヴァランチヴァルキランダー：
エルドラの月におけるミッションでパルヴィーズがビルドしたヴァルキランダーの強化形態。
主に宇宙戦に特化しており、多彩な武装で攻め立てる。
スカーレットガンドラゴン：
アヴァランチヴァルキランダーの余剰パーツとなってしまうベースパーツと竜合身モードの各武装は組み上げることでＳＦＳとして機能。
※追記※ガシャポンで出ていたガンドランダーとしては「本体+ガンドラゴン」が合体してドラゴンフュージョンとなるのでこちらが正規と言えば正規
ヒロトのコアガンダムと各種アーマーのコンビネーションを踏まえたものであろう。
パルヴィーズにそこまでのスキルは無いため同時攻撃は無理そうではあるが。
なお、エルドラの月での戦闘で、ミッション失敗後の大気圏突入時には本パーツを再びまとい、ヴァルキランダーをガンドラゴンモードに変形させることでモビルドールメイの窮地を救っていた。

･･･「レックスバスターを撃っている間のガンドラゴンパーツ何処行った」感はあります。
足アーマーは前後から挟み込み、腕アーマーはヴァルキの前腕のスリット（ガンドラゴン脚部を接続するところ）に接続。

･･･最初のキャラデザが出てヴァルキがＧＮ機だった時点からそうじゃないかって思ってたんですよ（突如）。
ともかく、腕アーマーは３ミリ軸を生やせて便利です。

アヴァランチサダルスランダーだ（サダルスについてはEX21参照）。
ヴァルキと一部パーツは共有しているのでこんな感じに。脚部は若干やっつけ。

【次回予告予定】引き続き新作レビュー、メルクワンウェポンズ･･･の後、
いよいよ登場するアルザス最強最後のガンプラ･･･！