HGUC No.16 MS-14F ゲルググマリーネです。
HGUC ゲルググマリーネを部分塗装+αで作ってみました。自分はゲルググが大好きで量産型やシャア専用、ゲルググJ、リゲルグと様々なゲルググ系を作りました。ですが、ゲルググマリーネだけはカッコいいのですがあまり作り気がしませんでした。マリーネは一番最初に出たHGUCのゲルググ系で当時は出来が良いと言われていましたが・・・シーマカスタムもそうですが成型色が透けてしまうから成型色仕上げに向かないのでは?とずっと思っていたのです。「最悪、明るいグリーンの所は全塗装するか?」と覚悟をしながらも様々なデカールを使って、今風のゲルググマリーネを目指す事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
本体グレーの一部合わせ目部→(クレオス)旧ガンダムカラーグレー16
90mmマシンガン本体、シールド裏→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系
関節、メカ部、装甲裏等→(ガイア)メカサフライト
プロペラントタンク→(ガイア)ニュートラルグレー2
各部バーニア外部、90mmマシンガンマズル→(ガイア)フレームメタリック(2)
各部バーニア内部→(タミヤ)エナメル・クリアーレッド
メタリック以外の部分は最後に(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはガンダムデカールのMG0083シリーズ汎用やHGシナンジュ用、ホビージャパンの市販デカール等を満遍なく貼り、カトキ風にしました。肩にあるデラーズフリートのマーキングはガンダムホビーライフ付録のでデラーズフリートのマーキングは市販では無いので大変ありがたく迷わず使いました。
作ってみますと緑の成型色は思った程に悪くなく、塗装せずそのまま使う事にしましたが多少は玩具ぽく見えるので首周りや胸、スカート部前後のディテールなどは(ガイア)メカサフライトで広い面はエアブラシ、狭い部分は筆で塗り分けました。特に首周りと股間部はグレーにしますと一気に玩具ぽくなくなります。
成型色仕上げで天敵なのは合わせ目の白化でゲルググマリーネは古いキットですから頭、肩、腕、太腿、脛等の様々な場所に合わせ目があります。特にゲルググマリーネの濃いグレーは接着する際に白化する確率は非常に高く、今回は合わせ目だけをエアブラシで塗装しました。ゲルググマリーネは20年以上前にガンダムカラーセットが出ていて、自分はそれを持っているので指定色であるグレー16をやや薄めにしてエアブラシでフワッと優しい感じで合わせ目の部分だけ吹きますと・・・成型色と同じなので全く目立たなくなります。ガンダムカラーが無くてもカラーガイド通りに調色するとかなり近い色合いになり、更に色の素で調整すれば同じ色を作れると思います(詳しくはジェスタを参考にして下さい)。
合わせ目以上に酷かったのはモールドの甘さで特にコクピットハッチはそのまま墨入れしますと・・・浅いから間違いなく墨が入りません。なんで、表面処理しながら全てのモールドをタガネで彫り直しました。浅い所は10回ぐらい、それ以外は5回ぐらいケガキますと墨入れが非常に楽になり、HGUCの30番台ぐらいまでは金型が古いからか甘いモールドは多く、ケガく事をお勧めします。腕にある丸モールド―は大変甘かったから市販パーツに置き換え、関節や手のミディアムブルーは当時からカッコ悪いと思っていましたからメカサフで塗りました。
最後は説明書と。
HGUCのゲルググマリーネは一度、全塗装で作った事があり、ある程度はわかっていたのですが・・・モールドの彫り直しだけで相当時間が掛かってしまい、頭や首、肩なども弄りたかったのですがそのままになってしまいました。ですが・・・それでもモールドの彫り直しとデカールのおかげで殆どプロポーションは弄っていないにも関わらず、まずまずのが出来て自分的には納得してしまいました(自分は素立ちしかさせないので可動範囲はあまり気にしてません)。塗装の方も成型色はグレーは相当に良いのでつや消し吹けばそれだけで全塗装したみたいになりますし、バーニアや腕の110mm速射砲をメタリックにしたので上手くメリハリがついたと思います。今回わかったのは古いキットもモールドの彫り直しをすれば一気に完成度が高くなるという事で手間は掛かりますがこれからも丁寧な作業を心掛けていきます。
ご覧して頂きありがとうございました。
当初はガトー専用に付いていた試作ビームライフルでも持たせようとも思いましたがグリップのサイズが合わず断念しました。実弾系の武器はマズルをメタリックにはしないのですが・・・持ち手を付ける所が無かったのでメタリック箇所をマスキングテープで巻いた後に持ち手で挟み、塗装やつや消し吹きをしました。
出来の良い平手も付いているので、本当に珍しくポージングさせました(笑)。説明書のと全く同じポージングですがデカール貼るとやはりカッコ良く見えます。
ゲルググマリーネは20年以上前に出たキットですが合わせ目が多いのとモールドが甘い以外は悪くないので作る事をお勧めします。
HGUC No.16 MS-14F ゲルググマリーネを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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