過去に紹介した、主人公ポジションのフォースインパルスガンダムエクストリーム、ライバルポジションに当たるエターナルフリーダムガンダムブルーフレアとは別ベクトルにしつつ、今度は「ラスボスポジションに相応しいMS」というコンセプトを基にし、HGプロヴィデンスガンダムを塗装し、オリジナル設定を多数盛り込みました。
機体名:プロヴィデンスガンダムブラックホール
全高:18.16m
重量:97.99t
とある国内大手の重工業メーカーが極秘裏で再設計・建造した「ZGMF-X13A プロヴィデンスガンダム」の2号機にして、闇のDG細胞という強大な力を注ぎ込まれて誕生した2号機の最強形態と言える存在。
略称は、プロヴィデンスBH。
- 闇のDG細胞
本機のパワーアップに使用される金属細胞で、アルティメット細胞やDG細胞のデータを掛け合わせて作り上げた特殊なDG細胞。
アルティメット細胞と同様に、MSに使用することで、性能が飛躍的に強化される。
本機独自のメリットとして、「機体の受けるダメージは、基本的にはパイロットにフィードバックしない」というメリットを持つが、例外的に同じ闇のDG細胞を使用したMSの攻撃は従来通りフィードバックする他、アルティメット細胞を使用したMSの場合も、僅かではあるがダメージを与えられるなど、完全無欠ではない。
その力は、他の通常タイプのDG細胞の比ではないほど強大で、尚且つ極めて制御が難しい為、地球上でも一応データが残されてはいるが、アルティメット細胞やDG細胞ほど普及されていない。ちなみに、この闇のDG細胞を扱える者は、世界において「特異体質」と呼ばれている。
外観
本家のプロヴィデンスと比較すると、胸部、両肩部、腰部、そして全身に装備されていた11基のビーム砲端末は、白と黒を基調としたデザインに変化し、頭部のブレードアンテナとその付近のフェイスカバーには、白・黒・赤のカラーリングが追加されており、ツインアイはメタレッドに変化している。
機体構造
本来のカラーリングは、実は本家のものと全く同一だが、闇のDG細胞の生成・制御を行う小型デバイスを、コックピットに接続してから起動させることで、本来のカラーリングのプロヴィデンスガンダムから、この形態へとカラーリングが変化し、最強形態であるこの姿へと進化を遂げる事ができる。
性能
この機体の設計には、ザフト軍から盗み出した「ZGMF-X13A プロヴィデンスガンダム」の設計データと、通常のDG細胞を遥かに凌駕する力を持つ「闇のDG細胞」が用いられており、後述する恐るべき機体性能によって、地球など星々のスケールを飛び越え、宇宙や銀河の支配・破壊すら可能にしてしまう。
- ニュークリアアンリミテッドエンジン
本機の動力源であり、アンリミテッドエンジンの上位互換とされる永久機関。
その名の通り、核を無限に生み出す事ができ、膨大かつ無尽蔵のエネルギーを獲得しており、エネルギー量だけに限って言えば「フォースインパルスガンダムエクストリームさえも遥かに凌駕する」と言われている。
しかし、ただでさえ超高出力過ぎるこのエンジンだが、さらに闇のDG細胞の力によってエネルギー量が極限までに高められた結果、臨界状態に陥ると最悪の場合、星やブラックホールさえも呑み込み消滅させるほどの超規模な核爆発を引き起こす危険性が孕んでいる。
ただし、コックピットに接続されている小型デバイスが、エンジンの出力を制御している為、よほどの事が無ければ臨界状態に陥る事はない。 - 攻撃能力
その出力とパワーは桁外れであり、デストロイガンダムのような巨体やMAすらも軽々と片手で持ち上げるほど。
そして通常のパンチやキックなどの攻撃力も、PS装甲やナノラミネートアーマーを粉砕できるほどの凄まじい威力を生み出す。 - 機動力・スピード
その重装甲な見た目とは裏腹に、運動性も高く、地上戦においても武器を使わない徒手空拳を可能にしている。
加えて、機動力と推進力は凄まじく、大気圏内での飛行のみならず、フォースインパルスガンダムのような三次元機動すら可能にしている。
「超高速移動」とも称されるその機動力は、フォースインパルスガンダムエクストリームのような亜光速に達するほどに高い。
しかも、亜光速レベルの加速を行使しても、機体やパイロットに対するリスクが一切なく、宇宙空間、空中戦問わずに、超絶的な高機動戦闘、オプション装備なしでの大気圏突入・離脱すらも可能にしている。 - 防御力・耐久性
装甲については、PS装甲からルナチタニウム合金に変更されているが、闇のDG細胞の力を得た事で、その防御力と耐熱性は大幅に強化されており、単独でノンオプションでの大気圏突入・離脱を可能にしており、本体装甲だけでなく、内部フレームや関節部分にもルナチタニウム合金を用いたことで、機体自体が強固な設計になっている。
純粋な防御力と耐久性も桁違いに高く、核ミサイルにも無傷で耐えるほど。
また、闇のDG細胞の力があまりにも強大である為、敵の特殊能力によって、本機の機能や能力を無効化できないようになっている。
武装
大型ビームライフルとプロヴィデンスウエポンは、不使用時には粒子化し、本機の内部に収納しており、必要に応じて手元に召喚できるようになっている。
- 機関砲
頭部及び肩部に装備されており、ビーム砲の切り替えが可能。
機関砲にしてもビーム砲にしても、ナノラミネートアーマーやPS装甲を蜂の巣にするほどの威力がある。 - 大型ビームライフル
肩掛け式のビームライフル。詳しくは後述。 - プロヴィデンスウエポン
左前腕に装備された複合兵装。詳しくは後述。 - ドラグーンシステム
合計11基のビーム砲端末。詳しくは後述。
必殺技
- ブラックホールスラッシュ
大型ビームサーベルに紫色のエネルギーを収束させて斬りつける。 - ブラックホールキャノン
大型ビームライフルから漆黒の極太ビームを発射する。
大型ビームライフル
威力と射程が重視されており、連射性が低いが、その威力は戦略兵器級であり、その最大出力となればコロニーレーザーすらも上回る威力になる。
ライフル自体の強度と耐久性も極めて高く、高出力ビームやビームサーベルを直撃しても、傷一つつかない。
なお、圧倒的なパワーを誇る本機にとって、このビームライフルを片手で軽々と持ち上げる事は造作もない。
プロヴィデンスウエポン
対ビームシールドと大型ビームサーベル、その両脇に2門のビーム砲を内蔵した複合兵装であり、左前腕にはめ込む形で装備する。
本家のプロヴィデンスと同様に、攻防の転換を素早く行える強みを持つ。
- 大型ビームサーベル
その斬撃力は凄まじく、スペースコロニーすらも軽々と斬り刻むほど。
また、これ自体もビーム砲として機能し、その場合の威力もツインサテライトキャノンを上回っている。- 対ビームシールド
強度と耐久性も高く、陽電子砲さえも軽々と防ぎ切るほど。
本家のプロヴィデンスでは、武器としての利便性を優先した為に小型化した結果、盾として扱いづらくなってしまったが、本機は全体的な格闘性能と防御力の高さもあって、この欠点を克服している。- ビーム砲
連射性能を重視しているが、その威力は1門のみでもツインサテライトキャノン並みに高い。
ドラグーンシステム
量子通信によって、複数のビーム砲端末を同時にコントロール・無線誘導し、全周囲からオールレンジ攻撃を行う。
ビーム砲端末は、大型タイプ3基と小型タイプ8基が搭載されており、本機はこれだけで計43門ものビーム砲を装備していることになる。種類
- ビーム砲端末(大型タイプ)
9門のビーム砲を備えた円錐形であり、3基搭載されている。- ビーム砲端末(小型タイプ)
2門のビーム砲を装備したスクエア形であり、8基搭載されている。共通の特徴
- 動力源
端末自体にもサブエンジンとして核エンジンが搭載されている為、稼働時間も桁外れに長い。
仮に核エンジンの燃料が切れても、本機のニュークリアアンリミテッドエンジンから稼働に必要な核を供給できる。
重力下でも使用可能であり、ビーム砲端末自体の機動力も非常に高い。- 防御力・耐久性
ビーム砲端末自体も耐久性が非常に高く、高出力ビームにも耐え切るほどで、撃墜されにくくなったばかりか、むしろビーム砲端末をシールドとして活用する事もできる。攻撃性能
威力については、ビーム砲1門のみの最大出力で、コロニーレーザー級にまで向上している。
その他にも、以下の恐ろしい機能が搭載されており、総合的に他のドラグーンシステムと比較して使用用途や応用性が幅広い点が特徴となっている。
- 増幅発射機能
本機独自の機能として、大型ビームライフルの威力を爆発的に増幅する機能を備えられている。
全てのビーム砲端末を近く配置した状態でビームライフルを発射し、それを超巨大ビームとして増幅発射する事が可能。
その威力はガンマ線レーザー砲「ジェネシス」の数倍にも達しており、当然ながら地球にも甚大な被害を及ぼすほど。- 核ミサイル生成機能
文字通り核ミサイルを生成可能で、凶悪かつ恐ろしい広範囲攻撃を可能とする。- ビームサーベル発生機能
こちらも本機独自の機能として、砲門から高出力ビームサーベルを形成する。
突撃兵器としてもナノラミネートアーマーをも容易く貫通するほどの高い攻撃力を誇る。
特殊能力・特殊機能
その圧倒的な戦闘能力は、フォースインパルスガンダムエクストリーム、ガンダムエクシアプトティラダークマター、ガンダムAGE-1ハイパーレッドホッパー、ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王、エターナルフリーダムガンダムブルーフレア、スーパーガンダムアストレアなどに匹敵する最強クラスに相応しく、後述の数々の特殊能力と特殊機能もまた、厄災の如く凶悪な力を秘めており、その力を容赦なく振るうその姿は、「破壊神」「漆黒の魔王」とも呼ばれるほど。
- ブラックホール生成能力
その名の通り、ブラックホールを形成する事ができ、ブラックホールによる攻撃で、敵を消滅させることが可能。
大きさや範囲なども自在に変えられる為、MS1機を飲み込める程度の小さいブラックホールも発生させる事もできる上、その気になれば、地球や月など星一つを丸ごと飲み込める超大規模なブラックホールさえも形成が可能。
ただし、ブラックホールの大きさや範囲に応じて、膨大な体力消費が発生するため、形成するブラックホールが大きければ大きいほど、体力消費による命の危険が伴う。
ブラックホールは攻撃の他にも、敵の攻撃を吸い込ませる形で、防御にも転用できる。 - レイジシステム
操縦者の憎悪の強さに応じて、MSの攻撃力・防御力・機動力などのスペックを強化する。これは、フォースインパルスガンダムエクストリームのホープシステムと対を成すシステムであるが、こちらも理論上の上限がない。 - ワームホール形成能力
ワームホールの作り出し、別空間への移動を瞬時に行える能力。 - ダークブーストシステム
生成した闇のDG細胞を本機に供給する事で、本機のニュークリアアンリミテッドエンジンのエネルギー生産量を最大100倍まで引き上げる事が可能。
加えて、操縦者自身の操縦技術と本機の戦闘能力と最大20倍まで強化する事ができる。
さらに、上記のレイジシステムと併用する事で、その戦闘能力をさらに上乗せできる。
ただし、エンジンのエネルギー生産量、操縦者の操縦技術、本機の戦闘能力の強化の度合いなどに応じて、操縦者にも爆発的な負担を掛けるので、乱用はできない。 - 連鎖爆発発生
手をかざすだけで、通常装甲のMSを100機まとめて跡形もなく消滅させるほどの連鎖的な爆発を引き起こす能力。 - 猛毒生成機能
猛毒を生成して、本機がパンチやキックを叩き込むのと同時に、敵MSのコックピット内部にいるパイロットに、猛毒を注入する。
闇のDG細胞の注入前に搭載された機能であり、機能による物理攻撃である為、特殊能力への耐性を無視して、問題なく猛毒を注入できる。
猛毒は、自分以外に解毒できず、常人なら1日で死ぬ鬼畜仕様だが、本機が消滅すれば、自動的に解毒される仕組みになっている。
このガンプラは、HGプロヴィデンスガンダムをベースにし、胸部、両肩部、腰部、そして全身に装備されていた11基のビーム砲端末を、白と黒を基調としたカラーリングに塗装しました。
悪のラスボスらしく、ツインアイは、メタレッドに変化している。
今回の塗装と独自設定は、「仮面ライダーエボル ブラックホールフォーム」をモチーフにしています。
さらに、機動武闘伝Gガンダムが由来となる「DG細胞」の上位互換「闇のDG細胞」という独自の設定を加えました。
ただ、もう少しイエローを残しておくべきだったと、後悔もしています…。
「主人公VSラスボス」の決闘シーンです。
主人公はもちろん、フォースインパルスガンダムエクストリームです。
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好きな機体は、インパルスガンダムです。
ただ、投稿する作品の機体の設定や世界観は、原作と大きく異なるものがあり、別々のガンダムシリーズの設定をクロスオーバーさせた作品もあります。
また、ガンダムシリーズのみならず、仮面ライダーなどの特撮作品も観ている為、私が投稿する作品の機体の中には、それらを参考にした独自の設定が、これでもかと言うほど満載されています。
塗装もあまり得意では無いので、温かい目で見ていただけると幸いです…。
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