ブラックナイトスコードルドラ(オリジナルver)

機体名:ブラックナイトスコードルドラ
全高:19.42m
重量:81.30t

ファウンデーション王国の女王親衛隊「ブラックナイトスコード」と同じ名を賜りし、親衛隊専用の最新鋭MS群の1つであり、本機は同部隊の一般隊員が搭乗する専用MSである。
漆黒のカラーリングとスリット状のモノアイ、それぞれの装甲色に応じた宝石の名を持っているのが特徴であり、パイロットは以下の通り。

• ガーネット(オレンジ)：リデラード・トラドール
• エメラルド(グリーン)：グリフィン・アルバレスト
• スピネル(ピンク)：リュー・シェンチアン
• サファイア(ブルー)：ダニエル・ハルパー

彼らは、女王のアウラ・マハ・ハイバルによって「コーディネイターを超えた種族」として生み出された存在「アコード」であり、アウラの教育方針も相まってか、いずれも傲慢不遜な性格で、ラクス以外の他人は極端に見下しており、ムウ・ラ・フラガに「まともな軍隊には見えない」と言われたほど。

性能(ブラックナイトスコード共通)
上位種のシヴァには及ばないが、それでも製造元であるファウンデーション王国の高い技術力も相まって、世界平和監視機構コンパス最強クラスのライジングフリーダムやイモータルジャスティスを上回る基本性能を実現している。

• 機動力・飛行能力
  大気圏内での単独飛行が可能で、機動力も高い。
• フェムテク装甲
  新世代の装甲技術。略称は、FT装甲。
  この装甲には、フェムトメートル(0.000001ナノメートル)の領域を制御する技術が採用されており、電力を必要とせず半永久的に防御力を維持しつづける「PS装甲の次世代型」に相当する。ビームの無効化時はバイタルパートが透明となる。
  これによって、ラミネート装甲のようにビーム兵器の射撃を無効化できる為、ビーム兵器主体のモビルスーツ相手には相性がいい。その為、遠距離からのビーム攻撃が主体となるドラグーンシステムに対して、ほぼガンメタと言えるほどの耐性を誇る。
  実弾に対しても通常装甲以上の防御力を持っており、機関砲やバルカン砲の直撃にもビクともしないほど。
  この装甲に通用する攻撃は、対艦刀などの実体兵器による物理攻撃、レールガン、ビームサーベル、高出力ビームの接射ぐらいだが、遠距離からのビーム射撃であっても、威力が桁外れに高いもの(陽電子砲など)には流石に衝撃に耐えられず、場合によっては破壊されてしまう。
• 全天周囲モニター
  次世代MSの特徴とされるコックピット技術であり、球状に近いコクピット内壁をすべてモニターとし、パイロットの死角を無くす構造となっている為、視認性が非常に高い。
• 残像生成
  ZGMF-X42S デスティニーガンダムのような残像(真の性能とは異なる)を生み出す高機動戦闘が可能であり、ミラージュコロイド技術が使われていると噂されている。
• ビームマント
  背部に搭載されたビームマント発生デバイスであり、このマントをビームシールドの代わりの防御手段としても、ビームサーベルのような攻撃手段としても使用できる為、攻防に隙が無い。
• レーザーサイト
  ロック時に頭部から敵機に向けて照射される機能で、無人機への攻撃指示を兼ねている。
• 精神感応能力
  厳密に言えば本機ではなく、パイロットであるアコードたちの固有能力である。
  テレパシーのように互いの精神を読んで言葉を交わさずともコミュニケーションが取れる他、一方的に他者の心を読んだり、さらに一種の精神汚染による洗脳状態に陥れて操ったり、様々な応用が可能。
  ただし、全ての敵に対して優位に立てる訳ではなく、少なくとも精神力の強い相手は、洗脳を跳ね除ける事は可能であり、心を読む精神干渉に関しても、以下の対策方法が確認されている。
  • 思考を遮断して反射能力のみで戦う事で、心を読ませない。
  • 「思考を読めても、有効な対策を取れない」という状況に陥らせる(簡単に言えば、防御力を生かして正面からゴリ押しする)。
  • 様々なパターンでの動きを思考する事で、予測を困難にする。
  • 別の人間がMSを遠隔操作する事で、動きを誤認させる。
  • 自らの心の闇の深さを見せつける事で、逆に恐怖に陥れる。
  • 異性への愛に溢れた思考、如何わしい思考(例えば破廉恥な妄想)などを読ませて動揺を生む。

※余談だが、「ガンダム」の名前を冠するMSではない為、本機の性能とアコードの固有能力によって、全てのガンダムをぶっ潰す力を持つMSにもある程度は対抗できる。

武装
シヴァと比べてオーソドックスな武装構成となっており、火力は平均的であるため、その点を補う目的で無人機のジン-Rもしくはディン-Rを随伴させている。

• OWC-M1R1/F 高エネルギービームライフル
  通常のビームライフルと比べると、銃口が大きめに設計されている。
• OWC-QZ200 対モビルスーツ重斬刀
  ソードインパルスやデスティニーの対艦刀を若干小型化させたような大型ビームソードであり、切先は物理刃になっている。
  それでも機体の全長程のサイズがあるが、これを片手で振り回す本機のパワーと合わせて敵MSを容易く叩き斬る高い攻撃力を持つ。
  未使用時は背中に懸架する形でマウントされる。
• OTS-M26 シールド
  機体に合わせた差し色がある以外は何の変哲もないシールド。形状、サイズ共にデスティニーの対ビームシールドに似たデザイン。
  FT装甲製だが本体よりも分厚く、ビームサーベルやレールガンにも耐えられる耐久性を誇り、大抵のシールドをも一刀両断できるような対艦刀にも数撃ならば耐えられる(デスティニーのアロンダイトでも6回以上の回転斬りで漸く両断できるほど)。

戦闘能力について
上位種のシヴァと同様に、アコード達の実力と特殊能力も相まって、ライジングフリーダムを遥かに凌駕する強さを誇る。
だが、ライジングフリーダムに匹敵する性能を持つイモータルジャスティス(IF版)相手には、そのパイロットが心技体を極めた上に精神感応すら通じない実力者だった為、本機では単独どころか4体同時でも、逆にイモータルジャスティスに圧倒されており、上位種のシヴァが合流した5対1で、漸く互角に持ち込まれた。

ルドラ4体の内、ガーネットとエメラルドは、何もできずに全壊。
残ったスピネルとサファイアは損傷しながらも、イモータルジャスティスを羽交い絞めにしたが、すぐに反撃を受けて大破。
そして、その隙を突いたシヴァは、ビームサーベルによるダメ押しの繰り返しで、イモータルジャスティスを撃破したが、シヴァも右腕以外の殆どの部位を大破している(4人はシュラと同様に、ルドラのコックピットごとガンダムブラックナイトスコードに回収されて撤退を余儀なくされている)。
※この事態に備えて、事前に「ルドラの予備パーツ」を大量に用意していた為、修復後すぐに戦線復帰できている。

その後のハーデスインパルスガンダム黄泉冥王との闘いでは、ほぼ全ての面で相性が最悪な為(その理由はこちらを参照)、本機(ルドラ)では一騎討ちどころか複数機で束になっても勝負にならず、シヴァも含めて、まとめて圧倒・撃破されている。
実際、ルドラ4体とシヴァの一斉斬撃をノーガードで受けても、黄泉冥王は無傷だった。

さらには、黄泉冥王のただ蹴りでガーネットは地に伏して行動不能になり、エメラルドはニョルニルでシールドごと左腕をもぎ取られる。

そして黄泉冥王が放つ数々のビーム射撃は、FT装甲ですら撃ち抜く強大な威力であり、スピネル・サファイア・エメラルドはそれぞれ片腕を破壊されてしまう。
ビームへの耐性を持つブラックナイトスコードたちは、成す術なく圧倒されていくのであった。

以上、ブラックナイトスコードルドラでした。