今回は、HGCEデスティニーガンダムをSpecⅡ版に塗装しました。
そして、劇場版のデスティニーの大活躍に感動して、以下の独自設定を開発しました。
今回の独自設定の関係上、使用したキット数は「6体」です。もはやMS部隊が一つ作れますね……笑笑
機体名:デスティニーガンダムSpecⅡ
全高:18.08m
重量:79.44t
インパルスのフォース・ソード・ブラスト各シルエットの長所を統合した各種武装、背部に装備された大型ウイング、白を基調とした赤・青・黄色のトリコロールのカラーリング、赤く発光する関節部フレームが特徴。
開発者は、シン・アスカ(IF版)。
設定の違いについて
- 原作・劇場版
メサイア攻防戦で大破したデスティニーガンダムをモルゲンレーテ社で修復の上でアップデートを施した機体で、劇中でも最新鋭機4体を無傷で圧勝し、その内3体を撃破、レクイエム破壊の完遂、という凄まじい戦果を挙げている。 - オリジナル版
こちらはワンオフ機ではなく、シン・アスカ(IF版)が遠隔操作する無人機仕様のMSとして計6体が存在する。
さらにカラーリングは、頭部ブレードアンテナが白に変更され、それ以外は原作(アニメ版・改修前)のデスティニーガンダムと同じものになっている。
建造経緯
元々ザフトでは、検討されていた精鋭部隊「コンクルーダーズ」の専用機としての導入も加味されていたが、コスト面の高騰、そしてデュランダルの戦死によって、一度は計画を見送られていた。
しかし、生前のデュランダルからの情報提供によって、この計画の全容はシン・アスカに共有されていた。
後にシンは、デスティニーガンダムを「リベンジャーズの運命を切り開く剣」にするべく、この計画を再開。加えて、シンが提唱する独自コンセプトたる「遠隔操縦による無人MS部隊としての運用」を可能とすべく、ドラグーンシステムの技術を導入しつつ、機体自体にも幾つかブラッシュアップを施した上で、超高性能型MSとして合計6機が新規製造されている。※いわば、このデスティニーSpecⅡ6体は「超高性能な少数量産型MS」という立ち位置で、本機の原型はルナマリア・ホーク専用機として調整されたデスティニーなので、完全な別物である。
性能
原作のデスティニーSpecⅡと比べても、性能面において劇的な向上がされている訳では無い。
- 動力源
原作と同じくハイパーデュートリオンエンジンが搭載されている。
あちらと同様に、無尽蔵のエネルギーを活かした額からデュートリオンビーム送電システムの照射機能も備わっている。 - 機動力・スピード
原作のデスティニーSpecⅡと同様に、背部ウイングには以下の特殊機能が内蔵されており、極めて高い機動力と恐るべき幻惑効果を発揮する。- ヴォワチュールリュミエール
背部ウイングに搭載された光圧式スラスターであり、光の翼を展開する事で、凄まじい機動力を生み出す。 - ミラージュコロイド
背部ウイングに内蔵されたミラージュコロイド発生器であり、その実態はデスティニーが持つ最大最強の装備にして真骨頂と言うべき代物。その真の力とは「本当に分身すること」であり、これまでの「あたかも分身した様に見える幻惑効果を発揮する」「機体の背後に分身が追従する」という表面上のスペックによる生温い代物ではない。
具体的には「本体とは独立して動く分身を同時に大量展開し、敵を捕捉不能に陥れる」「数十機単位のデスティニーがドラグーンの如く全方位から同時に襲いかかる凄まじい超高速強襲戦法」というMSの性能差を覆すほどの神業である。
他にも、劇中では分身で僚機の姿を隠す事で「敵の射線を遮りつつ、僚機が攻撃準備に入ったり、体勢を立て直したりする時間を稼ぐ」などの連携やサポートの恩恵を与えられる。
- ヴォワチュールリュミエール
- 防御力・耐久性
装甲は、VPS装甲を採用しており、原作と比べても、防御力自体に変化は無いが、相違点として、こちらオリジナル版は関節部のPS装甲材部分が常時超過駆動となっており、関節全体が常に赤く発光している。 - 攻撃能力
武装面での攻撃性能に特化している為、ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王やデスティニーガンダムセレーネと異なり、武器を用いない徒手空拳は基本的に不得手だが、逆に言えば、武装面の攻撃性能が非常に高い事を意味している。 - 弱点について
従来のデスティニーガンダムと同様に、両腕を破壊されれば何もできなくなるが、そもそも本機は機動力の高さによる回避を念頭に置いており、パイロットが高いコンディションで本機の機動性と組み合わせれば、そもそも被弾せずに済む為、欠点にはならない。
武装
原作のデスティニーSpecⅡとの相違点は、実弾式レールガンから元のビームライフルに戻された事のみで、それ以外は特に変化は無い。
- 機関砲
頭部に2門内蔵されている。 - 高エネルギービームライフル
インパルスガンダムが装備していたビームライフルの改良モデル。
ハイパーデュートリオンに対応したエネルギー供給システムを採用し、高い威力と速射を実現しており、不使用時はリアスカートのラッチにマウントされる。 - ソリドゥス・フルゴール ビームシールド
両側の手甲に搭載された光学防御タイプのビームシールド。
これを展開させる事で、高出力ビーム砲や陽電子砲を防ぎ切る防御力を発揮する。 - 対ビームシールド
左腕に装備されている実体式のシールド。
インパルスのシールドと同じように、上下に伸縮して防御面積を増やす事が出来る。
とはいえ本機はビームシールドに加え、VPS装甲の常時展開によって物理攻撃に対する高い防御力を備えているので、このシールドはフェイルセーフ用の装備としての意味合いが強い。 - フラッシュエッジ2
両肩に1つずつ装備されたビームブーメラン。
簡易的なドラグーンを搭載しており、ある程度は軌道の操作が出来る他、ビーム刃を延長してビームサーベルとしても使用可能。
投擲武器としての威力も申し分無く、対ビームコーティングシールドを容易に切断する。
但し、万一このブーメランを迎撃される等して失った場合、接近戦において取り回しの良い武器を失ってしまうので、使い所を上手く見極める必要がある。 - アロンダイト
背部のウェポンラックの右側に収納された大型のビームソード。
艦船の装甲や機関部の破壊を視野に入れて設計された「対艦刀」だが、対MSも想定に入れた設計がされており、MS戦でも高い有用性を発揮する。刀身に長大なビーム発振器を内蔵した構造で、斬撃兵器としては大型戦艦さえも一刀両断できる破格の切断力を誇り、デスティニーの高速移動を活かした一撃離脱戦法が最も適している。
一方で、実体剣としての威力を高めた結果として、全長は機体の全高を上回るほどで、そのあまりの大きさから両腕での使用が前提となる為、駆動部の高い剛性と柔軟性が必要で、実質本機専用の武装となっている。そしてシンの技量を以ってすれば、これを片手で振るう事も可能となる。
不使用時は二つに折り畳まれて収納される。 - 高エネルギー長射程ビーム砲
背部のウェポンラックの左側に搭載された大型ビームランチャー。
使用時はマウント部の取手を展開し、マニピュレーターでグリップを保持する。
莫大な電力配給によって、凄まじい威力と大出力を誇る。同時に速射性能も優秀で、かなりの高速サイクルでも使用可能。
不使用時は二つに折り畳まれて収納される。 - パルマフィオキーナ
左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。
剥き出しのビームジェネレーターに近いデバイスになっており、主に密着状態での砲撃に使用する。
マルチレンジというコンセプトのデスティニーならではの実験的兵装であり、過去にこの様な装備をした例は無く、故に戦術バリエーションは未知数で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能とされ、砲撃以外にもビーム刃の形成もできる。
本機の最強火力であり、戦艦クラスですら一撃で撃沈するほどの凄まじい威力を誇り、後に登場するブラックナイトスコードのFT装甲(高出力ビーム射撃を無効化する特殊装甲)ですら破壊可能とするほど。
本機の操作難度について
本機の最大の特徴は、本機6体(に加えて本体)を全て同時操作しながら、その性能を最大限に引き出すのに必要な操縦システムにある。
- 操縦システム
「機械的な補助による動作性能の低下と引き換えに扱いやすくなった」第二世代ではなく、「元々から使用者の資質を前提としている」第一世代ドラグーンシステムによる量子通信が用いられており、シン自らが搭乗するハーデスインパルスガンダム黄泉冥王を「本体」とし、本機6体を「MS型のドラグーン端末」として遠隔操作し、コントロールする仕組みである。
当然、本機の操縦には、非常に高い空間認識能力と情報処理能力を必要とするのだが、実はシン・アスカ(IF版)は最強の力を手にした時点で、既にキラ・ヤマトやラウ・ル・クルーゼを大きく上回るほどの空間認識能力と情報処理能力を身に着けており、これらの適性問題も難なくクリアしている。
一応、有人操作にも対応できるようにコックピット自体は残されているが、6体全ての主導権は全てシン・アスカが所有しており、逆に後述の操作難度の高さもあって、基本的にMS奪取などは通用しない。 - 第二世代ではなく、第一世代を採用した理由
第一世代ドラグーンシステムのが採用された理由は、このデスティニーガンダムそのものにある。と言うのも、デスティニー自体は、只でさえ複雑な挙動と様々な武装を扱う超高性能な万能型MSである上、原作(アニメ・劇場版)のシン・アスカ専用機として調整されている関係上、シン以外のパイロットではその性能を最大限に引き出せる訳がない。
仮に負担が少ない第二世代ドラグーンシステムに切り替えた場合、動作性能が低下・単純化してしまい、複雑な挙動と分身というデスティニーの長所を引き出せず、すぐに撃墜されてしまうのである。
そこでシン(IF版)は「パイロットが動作補助を用いずに直接操作する」という特徴に注目し、逆に第一世代を採用した事で、原作(劇場版)のシン・アスカの搭乗時と遜色無いほどの高い精密動作と戦闘性能を引き出せるようになっている。 - 総合的な操作難度について
「高性能機を同時に無人操作しつつ、その性能を最大限まで引き出す」という無理難題に全て応え尽くした結果、操作難度と負担が爆発的に上がってしまった。
本機を6体全て同時操作するには、第一世代ドラグーンシステムに必要な空間認識能力と情報処理能力だけでなく、「超スピードと分身で攪乱しつつ一撃離脱戦法で敵を撃破する」「多彩な武装を状況に応じて的確に運用する」というデスティニーの本領を最大限発揮可能とする超絶的な操縦技術が要求される。
当然ながら「デスティニー6体を同時にドラグーンの如く操作する」という無茶苦茶な荒業となれば、その操作難度と負担は第一世代ドラグーンシステムを遥かに上回り、一般的なパイロットでは(ナチュラル・コーディネーターを問わず)到底不可能とされ、これは高い空間認識能力を持つ者も例外ではなく、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、ラウ・ル・クルーゼ、さらにはコーディネーターの上位種とされる「アコード」のように実力者といえども、本機1体の操縦がやっとのレベルである。
しかし、IF版のシン・アスカは過去の凄惨な拷問と人体実験もあって、原作の劇場版でのMVPとまで評される大活躍(実力を完全に発揮できるメンタル絶好調の状態)すらも遥かに上回る実力(操縦技術・身体能力・精神力)を身に着け、さらに冷静さと判断力も十全に保てるようになり、万が一メンタルの不備が生じても原作のような大幅な弱体化を起こさなくなった。
上記の問題が全て解決された結果、かつての愛機でありながら最新鋭機をも圧倒する超高性能とポテンシャルを誇るデスティニーガンダムは、ドラグーンシステムによる遠隔操作が可能な無人機へと形を変え、6体の少数量産を経て、最終的にシン・アスカとリベンジャーズを守護する最強のMS部隊へと生まれ変わった。
総合的な戦闘能力について
- 試験運用時
本機は「試運転」として、一度だけシン自らが本機を操縦し、その性能はフルどころか限界以上に発揮している。
元々シン専用機として調整されていた事や、原作を遥かに上回る操縦技術を身につけた事もあって、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスのコンビをも無傷で軽々と圧倒し、2体を大破まで追い込んでいる。
その際にはシン自身の油断と慢心の無さもあって、普段の一撃離脱戦法のみならず、パルマフィオキーナをブラフに絡める、関節部や両腕部を掴む事で動きを封じる、距離を詰めて射撃系の固定武器を使わせない、ビームサーベルの斬撃を柄部分を弾いて捌くなど、本来は本機にとって不得手とされるはずの「武器を用いない徒手空拳による接近戦」を積極的に仕掛けており、この辺からもシン(IF版)の技量と戦闘センスの高さが伺える。 - 実戦投入
試験運用と最終調整を経て完成した本機6体は、オーブ上層部を何度も恐怖に陥れている。
単体でも「圧倒的な機動性を誇る」「数十機に分身する」「様々な強力な武装を駆使する」超高性能MSである本機6体は、「戦場全体を百体以上ものデスティニーの分身が大量に飛び交い、四方八方から必殺の一撃を叩き込んでくる」という恐ろしい地獄絵図を作り出す。その圧倒的なまでの数の暴力によって、オーブの軍事施設は全て(誇張・揶揄抜きで)30分も経たずに壊滅させ、挙句は政府官邸ですら制圧し、カガリたち上層部でさえ一度は降伏宣言を判断せざるを得なくなるまでに至った。
一応はシン(IF版)に匹敵するレベルの実力者であれば撃破可能であり、フォースインパルスガンダムエクストリームによって全機が大破させられた事で、政府官邸は辛うじて奪還に成功したが、それでも依然として脅威である点は変わらず、リベンジャーズ組織内でも修復可能な環境が備わっている為、未だ「リベンジャーズの脅威」としてオーブ上層部からは恐れられている。
さらには、原作のデスティニーに匹敵する性能を誇るストライクフリーダムとインフィニットジャスティスは大破・瞬殺させられ、挙句はDG細胞を使って高性能化したインフィニットジャスティスガンダムリバイブですら本機1体にダメージすら与えられず、逆に徹底的に捩じ伏せられている。
また、クロノスフリーダムガンダムは、時間停止能力を使う事で、大量の分身ごと本機の動きを止めて隙を作る事に成功するが、それでも「本体」のハーデスインパルスガンダム黄泉冥王は問題なく動ける為、1対1での戦闘に持ち込むのがやっとの状況だった。
その後の活躍、デスティニー・プランの本来の守護者として
紆余曲折のシンとオーブ(及びカガリ)との和解を経て、リベンジャーズの一時休止後、本機はハーデスインパルスガンダム黄泉冥王と共に封印されていたが、アコードたちによるオーブの危機によって、シンの判断でハーデスインパルスガンダム黄泉冥王と共に解禁された。
シン「議長が目指したデスティニー・プランとは、人類が平等で幸福に生きられる平和な世界だ!!お前たちが語るような、世界征服なんかじゃない!!!」
デュランダル議長の信念と思いを知るシンにとって、アウラとアコードたちが語るデスティニー・プランとは「自分ら一握りの限られた上位種が世界を統治し、それ以下の劣等種は駆除する」でしかなく、これは「ナチュラル・コーディネーター関係なく、人類全てが平等で平和な世界」を目指したデュランダル議長への冒涜に他ならない。
だからこそ、シンの戦う理由は既に決まっていた。
シン「議長とレイの思いを冒涜したお前たちを、絶対に許すもんか!!!」
今こそシンは、アウラたちの「アコードたち上位種が支配者として統治する世界征服」という歪み切ったデスティニープランを否定し、デュランダル議長が願った「誰もが己の持つ素質を最大限に活かすことでより人類がそれぞれ役割を見出せる幸福な世界を目指す」というデスティニー・プランの本来の在り方を体現する守護者として、かつて「王」として振るった最強の力と共に戦場に君臨する。
デスティニー・プランの守護者たる6体の強さと数の暴力は、衰える事無く未だ健在であり、最新鋭機のブラックナイトスコードのルドラ複数機を成す術なく蹂躙し、その上位種(カルラ・シヴァ)2体すらも圧倒している。
以上、デスティニーガンダムSpecⅡの6体でした。
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分身はッこうやるんだっ!
好きな機体は、インパルスガンダムです。
ただ、投稿する作品の機体の設定や世界観は、原作と大きく異なるものがあり、別々のガンダムシリーズの設定をクロスオーバーさせた作品もあります。
また、ガンダムシリーズのみならず、仮面ライダーなどの特撮作品も観ている為、私が投稿する作品の機体の中には、それらを参考にした独自の設定が、これでもかと言うほど満載されています。
塗装もあまり得意では無いので、温かい目で見ていただけると幸いです…。
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