デスティニーガンダムセレーネ

機体名:デスティニーガンダムセレーネ
全高:18.08m
重量:85.04t

元々は、当時ザフト軍に在籍していたシン・アスカが使用していた高性能MS「ZGMF-X42S デスティニーガンダム」だったが、シンがそれを超える最強のMSに乗り換えてからは、彼の手によってルナマリア・ホークに託され、彼女の専用機として調整されている。
略称は、デスティニーS。

パイロットは、ルナマリア・ホーク。
※ただし設定は、原作とは異なるIF版です。

経緯

ルナマリア・ホークは、シンにとって士官学校時代の同期にして、彼にとっては恋仲でもあった。
シンがオーブから呼び出された後、拷問を受けていた事を知らず、彼とは別の理由でオーブの上層部に呼び出されたのだが、案の定シンのように拉致監禁されてしまい、シンのように拷問まではされなかったものの、彼女もまたDG細胞を植え付けられてしまう。
その後、シンに助けられてオーブを抜け出す事になるのだが、これが原因でルナマリアもまた、オーブへの不信感を爆発させる事になり、加えてシンがオーブから受けた仕打ちを知って涙するも、同時に再びシンの優しさに触れた事で、シンへの信頼と愛を再認識するのであった。
そんな経緯でシンの派閥組織「リベンジャーズ」にも志願しており、彼との長い付き合いもあってか、派閥の王でもあるシン本人と対等に話せる立ち位置におり、いわゆる古参幹部ポジションになっているものの、一部の幹部メンバーとの折り合いが悪い。
ちなみに、MSの操縦技術もシン・アスカ(IF版)ほどではないが、大幅に高まっており、アスラン・ザラをも上回る。本来であれば原作ではシン専用機として建造されているデスティニーガンダムに搭乗しながら、その性能を最大限まで引き出せるほど(DG細胞によるドーピングではなく、ルナマリア自らの実力によるもの)。

外観
通常のデスティニーから、胸部・両肩・両腕・両腰・両脚の各部分に金色とピンク色のカラーリングが追加されている。
機体構造
動力源は、ハイパーデュートリオンから、超強化型のDGハイパワーエンジンに変更されており、アンリミテッドエンジンと遜色の無い無尽蔵のエネルギーが誇り、出力を最大値にして稼働すると、特殊な核爆発現象「ハイパワービッグバン」を引き起こす事ができる。

各種性能
武装や機能は、通常のデスティニーガンダムから大きな変化はないが、超強化型だけあって、武装の攻撃力と機動力を中心に、あらゆる性能が大幅に高められている。

• 攻撃能力
  通常のパンチとキックの攻撃力も高められており、PS装甲にすらダメージを与えるほど。
• 防御力・耐久性
  VPS装甲の防御力も格段に上がっており、通常のビームライフル程度の直撃にも無傷で耐えるほど。ただし、DG細胞を使用するMSに共通する「MSが受けたダメージがパイロットにもフィードバックする」という欠点は存在する為、引き続き被弾には注意が必要である。
• 機動力・スピード
  従来のデスティニーガンダムが持つ光圧式スラスター「ヴォワチュールリュミエール」は、加速性能が大幅にパワーアップしており、亜光速の速さで動くMSにもある程度は反応できるだけの運動性と機動力を獲得している。

治療能力
超強化型のDGハイパワーエンジンの力によって会得した特殊能力にして、本機の最大の特徴でもあり、回復作用を持つ水を行使する事で、傷を癒す。
本機の左右の掌底部と背部ウイングから、傷を癒す力を持つ水を放出し、あらゆる傷を回復する事ができる。
また、無機物にも有効で、壊れた機械を修復する事も可能。
その回復力は凄まじく、パイロットが生存さえしていれば、腹部やエンジンに風穴を空けられても、即座に全快させてしまう程で、DG細胞の副作用によるダメージも回復できる。
この水自体には、DG細胞もアルティメット細胞も一切含まれていないので、仮に本機が破壊されたとしても「すぐに効果が切れて傷が元通りに悪化してしまう」という事態にはならない。
弱点は、治療能力の発動部分となる左右の掌底部と背部ウイングの3箇所だが、3箇所のどれかを破壊しても残りの箇所が無事であればそれを修復できる三段構えとなっている為、この回復能力を完全に封じるには、左右の掌底部と背部ウイングの3箇所全てを同時に破壊する必要がある。

戦闘能力について

フォースインパルスガンダムエクストリームやハーデスインパルスガンダム黄泉冥王などの最強クラスのMSには及ばないものの、それでも強化前のデスティニーガンダムを遥かに凌駕する戦闘能力を誇る。
ストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダムを軽々と圧倒するほど。