HGUC No.60 PMX-001 パラス・アテネです。
HGUC パラス・アテネを成形色仕上げ+αで作ってみました。これは2025年度のふかサミの自分のメインの作品になります。今年に最初の完成品がボリノーク・サマーンでジ・オもすでに完成してるので一緒に展示したいと思ってました。去年の暮れからメタス、ジムⅡ、ガザⅭとZガンダムの機体をずっと作っていて、展示も全てZガンダム関連にしたいのが希望でメッサーラも間に合えば作る予定でした。ですが、ジュピトリス製のMSはどれもクセが強く「メッサーラもパラス・アテネも作るの大変だろう」とも思ってました・・・パラス・アテネには脚にオレンジのラインがあり、その塗装が大変なのは見るだけでわかりましたから(笑)。ですが、こんな機会があるのは1年に一回だけなので地味ながらも存在感あるパラス・アテネを目指す事にします。
塗装箇所とカラーレシピ
各赤部→(クレオス)GXメタルレッド
緑部合わせ目白化箇所→(クレオス)旧ガンダムカラーグリーン25
黄色部→(クレオス)旧ガンダムカラーイエロー9
2連ビーム・ガン紺色部→(クレオス)旧ガンダムカラーブルー23
2連ビーム・ガン本体、シールド裏等→(クレオス)グレーバイオレット
装甲裏→(クレオス)水性・グレーバイオレット
2連ビーム・ガン砲身、頭部アンテナ等→(ガイア)フレームメタリック(1)
大型ミサイル→(ガイア)メカサフライト
オレンジのライン→(ガイア)ビビットオレンジ
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールは異形感を出したかったのでスジボリ堂のロボデカール 注意書きマーク、ハイキューパーツのRB01コーションデカール、ベルテクスとHJモデラーズデカールの各種をかなり使い、ガンダムデカールは1/4程度しか使いませんでした。
兄弟機のボリノーク・サマーンと違い、パラス・アテネは20年近く前のキットですから至る箇所に合わせ目があり、特にバックパックの合わせ目はモールドを跨いでいるので消すのが本当に大変でした。肩は拡散ビーム砲の基部をクリアーパーツにしたかったのでピンパイズで穴を開けて、その後のヤスリで成型し片寄にするので該当する個所をノコで切りましたが・・・大変切りにくい箇所で合わせたら隙間が出来ましたから、瞬間接着パテで成形しました。大型ミサイルもモナカ割りでしかも8本もあるので、それの合わせ目消しだけでも1日以上掛かってしまいました。2連ビーム・ガンも合わせ目だらけで表面処理だけで一週間以上掛かり、前途多難です(笑)。
キットの説明書を見ますと・・・踵だけがクリームイエローで筆塗りですと間違いなく発色し難い色ですからマスキングしてエアブラシで吹き付けるのですが・・・そこだけ色が合わないのは嫌なので全てのクリームイエローの箇所を塗りました。薄くも濃くもないグリーンは接着すると白化になり易い色で、このキット専用のガンダムカラーを持ってましたから白化した箇所だけぼかす様にエアブラシで吹き付けると・・・成型色と同じ色なので全く違和感の無い仕上がりになりました。問題は足のオレンジのラインでここは地道にマスキングしてエア圧をなるべく低めにし、慎重に優しめに吹いていきました・・・キチンとマスキングも出来てたから漏れることなく、修正しなくて済みました。
ラッカー塗料で塗装した箇所が結構多いので、装甲裏は水性塗料で塗る事にしました・・・はみ出した所はマジックリンで落とせば塗膜を傷める事は無いですし、その上からラッカークリアーも最初に砂吹きすれば塗膜を傷めずに塗装出来ますからかなり使えると思います。ボリノーク・サマーンと違い、正直言ってパラス・アテネはデカールのイメージが全く沸かず考えたのですが・・・異形感を出したかったので、なるべくガンダムデカールを使わず、様々なメーカーのコーショーンデカールを使いました。勿論、ガンダムデカールも使うのですが・・・白の良いコーションデカールというのが中々見つからず、デーカル貼り終わるまでに5日も掛かってしまいました。今の時期、群馬は風があるから異常に寒く、換気の為に窓を開けたら凍えてしまうので(笑)、クリアー吹きは二日に分けてやりました。最後に肩の拡散ビーム砲を6mmのHアイズに変えてやっと完成しました。
最後は説明書と。
パラス・アテネはボリノーク・サマーン以上の重MSなので案の定難しいキットでした・・・難しさではEx-Sガンダムやガブスレイ並みで大苦戦でした(笑)。塗装が大変な細いオレンジのラインに8本もあるミサイル、ディテールを跨いであるバックパックの合わせ目などは完成への難関ですが小顔に足元へ末広がるプロポーションは今でも全然通じる物で今でも再販されると瞬殺されるのが分かる気がします。合わせ目が相当多いので自分みたいに無理に消すのではなく、ダンモやタガネを使ってモールド化したり、細切りにしたプラ板を貼っても良いと思いました。完成するとMG級のボリュームがあり、大変満足するので手に入れた方は作てみてくれると嬉しいですね。
ご覧して頂きありがとうございました。
初版が出た当時にほぼ同時に出ましたパラス・アテネ用のガンダムカラーです。これが無ければ完成しなかったかもしれない位に部分塗装でも今回は使いました。
踵がクリームイエローでしたからマスキング、オレンジのラインもマスキングで根性見せました(笑)。
一部のマスキングにはキット付属のシールを使ってます。
ラッカーで塗装した箇所に更に塗装する場合、今回は水性塗料を使いマジックリンで落としました。
肩にはセイラマスオ先生デザインのディテールプレートを貼りディテールアップしました。
肩はピンパイスで穴を開けたり、浅いモールドを全て彫り直しています。
デカールはガンダムデカールより他社の市販デカールを多数使いました・・・おかげでジュピトリス製の異形感が出たと思います。
ボリノーク・サマーンと。デカールおかげで統一感はあると思います。
HGUC No.60 PMX-001 パラス・アテネを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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