HGUC No.61 MSA-005 メタスです。
HGUC メタスを成形色仕上げ+αで作ってみました。今回はX上のイベントであります俺達のUC0083_0088用に作りました。アーガマ隊のMS達はマークⅡ、Z、百式、青リックディアス、ネモとほぼ作ってきて、唯一作ってないのが赤リックディアスとこのメタスでした。メタスも変形する機体で挟み込みが大変多くて「作りたくない」というのが正直な気持ちで(笑)、特にアーム・ビーム・ガンがある下腕の合わせ目は処理が大変なのがわかる作りで、しかもフレームはほぼABSですから「ガブスレイと同じ位に危険な匂いがする」と感じていたのです。でも、こういう機会がある時しか手間が掛かるのを作らないと思うので・・・可憐なファが乗っているから女性的なフォルムを活かしながらも工業的な精密感を目指して、この難敵を作り始めていきます。
塗装箇所とカラーレシピ
装甲裏、ダクト、膝関節等→(ガイア)ダグラムカラー・グレーバイオレット
鎖骨赤部→(クレオス)新ガンダムカラーMSレッド
腹部シリンダー金部→(クレオス)新ガンダムカラー百式ゴールド
アーム・ビーム・ガンマズル、バーニア外部→(ガイア)フレームメタリック(1)
バーニア内部→(クレオス)GXメタルレッド
バーニア以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはガンダムデカールのユニコーンガンダム用、閃光のハサウェイ用をメインに市販のデカールを使ってカトキ風にしました。前回のズサと同じく赤系のデカールをメインにしています。
確かこのキットが出たのは劇場版Zガンダムの第三部が公開された頃で、この辺りがABS全盛でした・・・可変機は特にそうでポリキャップ使わずに強度があるABS使えばキャパを取らないで済みますから。今ならKPSの方が破損しにくいのでしょうが・・・当時は無いので仮組みして20年近くなってましたから、関節がガチガチになっていてばらすのだけでも一苦労でした(笑)。問題の下腕の合わせ目はアーム・ビーム・ガンは合わせ目を消さずにダンモで段落ちモールドにし、腕部の中を先にフレーム色で塗った後に表面処理したアーム・ビーム・ガンを挟んで接着し、合わせ目を消してます。太腿の合わせ目も同じで膝関節の合わせ目をモールドにしてからフレーム色で塗り、太腿を接着するのですが・・・確認しないでハメ込んだので関節を逆に入れてしまい、気付いたのが表面処理が終わった後で一度バラしてから関節をちゃんと入れて又、合わせ目を消しています。後の合わせ目は頭と脛、踵や上腕で、頭はきちんと消し、脛は定番の逆側にもスジボリを入れて違和感無い様にし、踵や上腕は段落ちモールドにしました。
次に塗装ですがメタスは女性的なフォルムですから・・・そのフォルムを崩さない様にしながらも工業的な感じを出したかったので見えそうな装甲裏や関節を全てダグラムカラーのグレーバイオレットで塗りました。至る所に放熱用と思われるのダクトがあり、完成品見本は足裏と共に黄色のままでそれは似合わないと思い、その辺りも全てグレーバイオレットで塗りました。胴体部は3本のアクチュエーターはやはり金属色にしたかったのでゴールドで塗ったり、ハセガワのフィニッシュシートのミラーフィニッシュを貼り、シリンダーを再現しました。鎖骨にある凸ディテールのマスキングは相当面倒で、細切りにした0.5~1mm程度のマスキングテープをチマチマ貼っていますが漏れやすいので注意した方が良いです・・・案の定漏れましたが黄色は成型色なので修正は容易でしたが。背部ユニットは合わせ目が全く無く、塗分けだけでかなり良くなると思います。
黄色の箇所の墨入れはブラウンが定番ですが、ブラウンだと色が乗りにくい気がするのでいつもと同じダークグレーにします。ダークグレーの方が塗分けの際の境目の塗れてない箇所や少しはみ出した箇所も墨入れが誤魔化してくれるから良いのです(笑)。フレーム部分がABSですからバラシて墨入れしているので全く割れずに済みました・・・ですが、僅かな量でも割れる可能性がかなり高いから気を付けた方が良いです。そしてデカールはズサで試した赤系のをチマチマ貼っていきます・・・ユニコーンガンダムのデカールにある〇が付いたコーションをメインにしてますがカトキ氏のイラストだと連邦やエゥーゴにも▢が付いたコーションも使っているので要所で貼っています(因みにカトキ氏のジオン系のイラストにあるコーションは、ほぼ▢が付いたコーションしかありません)。RGのZガンダムに01006というマーキングがあり、自分は01を一番機、006はZの形式番号と解釈し、メタスには02005(005型の2番機)の意味の数字のデカールを貼りました。1番機はレコア機でハンブラビにやられて失っていますから・・・。
最後は説明書と。
正直言ってかなり力を入れて作った割には塗った個所がほぼ見えず、キットのままのモールドもあっさりしてますから「こんな物か?」と思ってしまいました(汗)。見えない箇所に手を入れて苦労したのですが・・・でもカトキハジメ氏のメタスのイラストはほぼ無いから、アーガマやアナハイム・エレクトロニクス社製で変形するMSを意味するVMsAWrs(ヴァモーズ、Variable Mobile-suit And Wave-rider system = モビルスーツとウェイブライダーに変形する機構)のデカールは絶対に貼りたかったのでそれが出来て、尚且つカトキ風に出来たから良かったと思います。合わせ目の多さやABSの取り扱い、塗分けの細かさは大変でしたがズサのミサイル部の塗分けに比べたら全然楽で(笑)、2週間で完成するとは思わなかったです。女性的ながらも工業的なメタスにはなったと自分では思い、Zガンダムや百式と一緒に並べたいと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
当時物のガンダムカラーを持ってはいたのですがほぼ使いませんでした(汗)。
ハセガワのフィニッシュシートのミラーフィニッシュを貼り、シリンダー再現してます。
膝関節は黄色からグレーバイオレットにし、装甲裏も塗って精密感を出しました。
バーニアは本体はメタリック、基部はグレーだから工業的に見えると思いま。
モノアイは定番のクリアーパーツですが・・・全く見えません(笑)。
アーガマのメタスの二番機と言う意味でAG02005のマーキングを入れました。
手強い作りですがプロポーションは全く文句ないので見かけたら購入をお勧めします。
HGUC No.61 MSA-005 メタスを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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