インフィニットジャスティスガンダム弐式(オリジナルver)

機体名:インフィニットジャスティスガンダム弐式(にしき)
全高:19.64m
重量:78.07t

オーブ連合首長国のアカツキ島秘密ドック内で保管されていたインフィニットジャスティスガンダムを、モルゲンレーテ社により最新技術で近代化改修を施した機体である。

パイロットは、アスラン・ザラ(IF版)。

性能
原作のインフィニットジャスティスガンダム弐式と同じである。
元々は新装備キャバリアーアイフリッドの性能評価実験に使用されていたが、原型機のパイロットであるアスランのターミナルへの出向に合わせて正規運用される運びとなった。
また、本機は原作での改修機の中でもブッチギリで大部分が変更されており、原形を留めている足首以外はほぼ別物で、手甲のデザインすら異なっている。

• 動力源
  ハイパーデュートリオンエンジンまたは新型融合炉が搭載されているとのこと｡
• 全天周囲モニター
  コックピットは、ライジングフリーダムガンダムとイモータルジャスティスガンダムに採用されていたタイプの全天周囲モニターへと交換されており、視認性と機能が更にパワーアップしている他、スペースも広くなっている。
• 機動力･スピード
  原作と同様に、背部には「フォランテス」を搭載しており、各種スラスターの増設による運動性向上と合わせて、重力下でも飛行可能となっており、極めて高い機動力と攻撃性能を発揮する。詳しくは、後述を参照。
• 防御力･耐久性
  装甲には、VPS装甲を採用しており、関節部は銀色に発光する。
  本機の場合、フレーム部はフェイズシフト装甲材で構成され、対弾性が向上、近接戦における激しい動きにも耐えうる剛性も獲得しているが、こちらではストライクフリーダムのような細かい装甲分割機構は採用されておらず、腕部・脚部のスライド式装甲の採用に留まっている。
• 攻撃能力
  ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王のような武器を用いない徒手空拳は当然ながら不得手だが、豊富な近接装備による攻撃性能に特化している。

武装
一見するとインフィニットジャスティスからほぼ変化していないように見えるが、実はビームライフルとビームキャリーシールド以外は、全て新武装に置き換えられている。

• MMI-GAU4 サジットゥスⅡ 20mm CIWS×2
  「MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲」に代わり装備された機関砲であり、頭部の2門内蔵されている。
• MMI-GAU17E ハーゲルアイゼン 20mmCIWS×4
  「MMI-GAU26 17.5mmCIWS」に代わり装備された機銃であり、胸部に4門内蔵されている。
• MA-M1911 高エネルギービームライフル×1
  改修前と同じ武装であり、フォアグリップの無いビームライフル。
  近接戦闘時の取り回しを重視し、サブグリップがオミットされており、不使用時には腰部にマウント可能。
• MX-2002 ビームキャリーシールド
  改修前と同じ武装であり、ビームシールド発生器を備えた実体シールドであり、ビームブーメラン、アンカーが内蔵されている複合兵装でもある。
  実体盾自体にも対ビームコーティングが施されており、対ビームコーティングされた武装を防ぐ保険としても機能する上、中央部からは光学防御タイプのビームシールドを発生させる事ができる。
  その防御力は非常に高く、高出力ビーム砲すらも防ぐ事ができる。
  • RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
    キャリーシールド外縁に設置されたビームブーメラン。
    ビーム場を形成する力場と空間の相互作用によって、空力が作用しない大気圏外での運用も可能。
    基部が大型化されており、シールド接続時には大型ビームソードとして機能する。
  • EEQ08 グラップルスティンガー
    キャリーシールド外装部に格納される有線射出式クローであり、クローでの打突や拘束、ワイヤーでの捕縛、敵機を掴んで引き寄せる等の用途に使われる。
• MA-M03D ビームサーベル アクータラケルタ×2
  ストライクフリーダム弐式と同じく「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル」に代わり装備されたビームサーベルであり、腰部に2本マウントしている。
  形状こそ変更されているが、シュペールラケルタから基本的な機能は全て引き継いでおり、柄尻で連結して薙刀状にすることも可能で、この連結状態は「アンビデクストラス・ハルバード」と呼ばれるおり、アスランは、基本的にこの連結状態を好んで使用する。
• MMI-S1M7 トーニトゥルス ビーム重斬脚×2
  「MR-Q15A グリフォン ビームブレイド」に代わり、膝から爪先に設置された近接格闘用武装。
  斬り蹴りで敵に攻撃するタイプの武装であり、蹴撃時にはその威力を倍化させる。
• MA-F2002 スピッツェシュヴァート ビームホーン×1
  原型機の頭部センサーに代わり追加された完全新規武装であり、センサーマストから長身のビームサーベルを展開して、対象を斬り付ける。
  戦闘時はこのビームホーン以外の武装のビーム刃を展開して戦う事で、ビーム刃の本数を偽装し、懐に近づかれた際の奇襲用として運用される。
  奇襲はもちろん、本機にとっての切り札とするだけあって、その斬撃力は他のビームサーベル以上に凄まじく、ナノラミネートアーマーをも両断するほど。
  さらに、根本のセンサー部分との接続部に前後方向の可動域が存在しており、頭部を動かすことなくビームサーベルを前後に振り抜くことができる。
  さらに新形態になると、出力が桁違いに強化されるとのこと。
• M2X32E フォランテス
  本機最大の特徴にして、背部に装着される新設計バックパックであり、インフィニットジャスティスの「ファトゥム-01」に代わる形で運用される。
  本装備はファトゥム系列ではなく、モルゲンレーテ社が開発したストライカーパック「EW454F オオトリ」の発展型であり、通常時はメインスラスターを担うバックパックとして背部に装備しつつ、分離して支援戦闘機形態としても運用可能であり、本体との接続形式は、機首を前方に倒す事で、接続用コネクタが露出する構造となっている他、キャバリアーアイフリッドにもドッキング可能となっており、本体との接続時には、干渉を避けるために本体から分離してキャバリアーアイフリッドの後方に接続される。
  主翼の根元にあるジェットエンジンと、そのエンジンブロックの接続部に回転軸が備わっており、ジェットエンジンと主翼を前後方向に360度回転できる他、左右を独立して可動させる事も可能であり、これによって推進ベクトルの角度を自由自在に変更できるようになった為、それまで主推進器の方向が固定されていた歴代ジャスティスのファトゥム系列よりも多彩で小回りの利く機動性・運動性を獲得している。
  主翼には、水平に重ねた状態「ガンモード」と、X状に展開した「スラッシュモード」が存在する。さらに、フォランテスを前面に展開する事で、歴代ジャスティスと同じくフライヤー形態にも移行可能となっており、推力と揚力を最大限に発揮できる。
  搭載武装は下記するが、ファトゥム-01にあった「MA-M02S ブレフィスラケルタ ビームサーベル」「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル」「対装甲ナイフ」に相当する特攻用装備は一切採用されていないが、後述するビームライザーを用いた突撃自体は可能である他、原型機では控えめだった射撃火力面も徹底的に強化されており、今までのジャスティス以上に弾幕を張る事ができる。
  • MA-M50E3F 高エネルギー長射程ビーム砲×2
    フォランテス機首付近に装備されているビーム砲であり、ファトゥム-01の「MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲」の実運用上の後継にあたる。
    歴代ジャスティスのフォルティス系列同様、本体の肩部分に展開されるのだが、こちらは上下方向の可動域も継承しつつ可動範囲が拡大しており、未使用時は頭部センサーの視界干渉を防ぐために上部へ避けておく事ができる他、飛行形態時でも砲身を前方に向ける事ができる為、ジェットエンジンの回転軸と合わせて形態を問わずバックパックの全砲門を前方に向けられる構造となっている。
  • AIM-1913D 自立誘導中距離空対空ミサイル スコルピオ×2
    エンジンブロック前部に装備された4連装ミサイルポット。
  • MA-R259 ビームライザー×4
    主翼に内蔵されたビームデバイスであり、主翼前面にはビームブレイド発振器を内蔵し、先端にはビーム砲が搭載されている。
    • ビームブレイド×4
      ビームライザー前面に1器ずつ内蔵されており、ビームブレイドを形成する。
      ガンモードでも使用可能だが、スラッシュモードで真価を発揮する。
    • ビーム砲×4
      ビームライザー先端に1門ずつ内蔵されており、本機の複数のビーム砲と合わせて射撃火力面が大幅に高まっている。
      ガンモードでのみ使用可能。

戦闘能力について

追加武装含めて「全身凶器」と評されるように、本機各部には合計10本のビーム刃が搭載されており、近接格闘の攻撃性能が向上している。 
また、フォランテスに搭載された多数の重火器も相まって、総合的な火力と砲撃能力が大幅に強化されている。
アスランの技量、そして彼の迷いなき「生きる意思」も合わさって、凄まじい戦闘能力を発揮しており、劇場版同様にブラックナイトスコードシヴァとも互角以上の斬り合いを繰り広げた。
そして、本機にはマイティーストライクフリーダムと対を成す姿が存在しており………