ガンダムアストレイIX

機体名:ガンダムアストレイIX(ナイン)
全高:17.9m
重量:49.9t

白と赤を基調としたカラーリングが特徴。
パイロット不明で、どの組織にも属さない存在だが、罪なき一般人や心正しき者のピンチには助けに現れるとされており、その善性と圧倒的な強さから「九尾の白狐」「狐の神様」等の異名で呼ばれ、一般人から崇められている。

性能・特殊能力
アルティメット細胞が完全適合状態で使用されている為、極めて高い性能を誇る。ダメージのフィードバックのデメリットも、フォースインパルスガンダムエクストリームと同じものになっている。

• アンリミテッドエンジン
  本機の胸部に搭載された動力機関であり、単体でも核エンジンをも遥かに凌駕する超高出力を誇るが、アルティメット細胞の力で、爆発的に出力が強化されている。
  そして、破壊と再生を司る事象の加速機能を備えており、本機の最大の特徴たる後述の「創世能力」の根源ともなっている他、一時的に全てのスペックを極限まで高める「ダイナマイトブーストモード」の発動を可能とする。
• ダイナマイトブーストモード
  本機の全てのスペックを数百倍以上にまで高めるシステムで、使用時間は90秒間(1分30秒)。言わば本機専用のトランザムシステムとも言える。
  経過後は元のスペックに戻るが、それ以上の弱体化は無い。特にスピードの加速が凄まじく亜光速レベルに匹敵するほど。
  本来であれば、このシステム発動には核エンジン99基分に相当する桁違いのエネルギー消費が伴い、アンリミテッドエンジンと言えど一時的に機能停止になり得るほどだが、本機であれば機能停止に陥る事なく、経過後は元に戻る以外に特にデメリットは無い。
  本機のアンリミテッドエンジンのみでシステムを再発動するには9分間必要となるが、両肩部には本機が生成した莫大なエネルギーを貯蔵する機能が備わっており、ダイナマイトブーストモード発動時に消費される超常的なエネルギー量を賄う役割を持つ為、そのエネルギー供給が間に合えば、即時の再発動も問題なく可能となる。
• 頭部機能
  マイクや通信などを含め、本機に搭乗したパイロットの言葉に、神秘的な力を持たせる事が可能となり、その発言のみで敵を翻弄できてしまう。この為、口元に指を当てて「しーっ…」と言った瞬間に、時を止めるかのように周囲の動きを静止して、その隙に攻撃するといった芸当をも可能とする。
  ツインアイには、常人には見えないエネルギーの存在までも捉えることが可能で、ミラージュコロイドなどのステルス機能は本機には通用しない。しかもダイナマイトブーストモード発動時には、超加速の中でも通常時と同等の安定した視界を確保でき、世界中の音を取得する事が可能となる。
• 攻撃能力
  通常のパンチとキックなどの打撃だけでもPS装甲にダメージを与えられる威力を有する。
  それに加えて、両腕と両脚には高エネルギー収束機器が内蔵されており、本機の莫大なエネルギーの恩恵によって、その威力の数倍以上に強化を常時使用できる。
• 機動力・スピード
  本機が保持する性能強化を使わずとも、機動力自体はフォースインパルスガンダムを遥かに凌駕し、亜光速レベルで動くMSにも難なく対応できるほどの反応速度も備えている。運動性も非常に高く、アクロバティックな動きも難なく可能とする。
  さらに、大気圏内での単独飛行だけでなく、オプション装備なしでの大気圏突入・離脱すらも可能としている。
  他にも、脚部機能にはエネルギー力場の展開を可能としており、歩行可能領域を拡張し、上下左右の区別なく活動可能で、飛行能力や推進力を用いずとも空中移動が可能となる。
• 防御力・耐久性
  高い機動力と空間破壊能力もあって、意外にも本機では攻撃が当たる事には全く考慮していない設計になっている。
  しかし、それでも高出力のビームサーベルやビームライフルの直撃を受けても問題がなく、さらには核ミサイル数発にさえ難なく耐えるなど、一般MSを遥かに凌駕するレベルの強度は備わっている。
• 特殊能力への耐性
  本機はアルティメット細胞の力を受けて、本機はフォースインパルスガンダムエクストリームと同じように、特殊能力に対する耐性を身につけており、ジャマーやハッキング、妨害電波はおろか、状態異常を引き起こす能力、時間操作能力の影響なども含めた、あらゆる敵の特殊能力を受けない途轍もなく強力な耐性を獲得している。これにより、本機とパイロットは、周囲の時間が停止しても自由に問題なく動ける他、タイムパラドックスが発生しても現代に存在できる。

• 創世能力
  本機最大の特殊能力であり、簡単に言うと「世界を作り変える力」「どんな願いをも叶える力」である。
  この能力を行使する事で、死者蘇生、無機物から有機物の創造、さらには世界を思いのままに作り変える事すら可能で、この能力を以下のような様々な応用もできる。

  • 特殊なバリヤーで敵を閉じ込める。
  • 青い板状の足場を生成する。この足場を使って、擬似的な空中歩行したり、その足場を空中に浮かせつつ狭めて高速移動を封じる事が可能。
  • 一時的に壁を張って防御する。
  • ブラックホールを作る。
  • 取り落とした武器を随時手元に移動、または再度創造させる

  特殊能力への耐性を持つMSは、この創世能力の影響を受けずに現存するが、それを差し引いても世界改変をも可能とする超絶的な特殊能力は、正に「何でもあり」と言える。
  ただし、そんな人智を超えた力は、決して無制限に使える訳ではなく、使用する為には人々の強い願いをリソースとする必要がある。一応、本機のパイロット1人の強い願いだけでも使用可能ではあるが、その場合は世界改変や叶えられる願いには限度があり、体力の消費も激しく空腹に見舞われる。

• キュウビテール
  本機の背部に装着された専用マントであり、事象の加速を具現化する機能に加えて、重力操作能力と空間破壊能力も備わっており、これらの性質を併せ持つ巨大な青いエネルギー体を自在に生み出す事も可能。
  この青いエネルギー体は、最大9本まで使用可能で、空間破壊を攻撃に転用すれば超高層ビルを軽々と一撃で破壊し、重力操作によって引力や斥力などを歪め、敵の攻撃を反射したり動きを遅くする事もできる他、最大本数まで使用すれば要塞や戦艦ですら身動きを取れなくさせる程の拘束力を持つ。
  本機に創世能力がある関係上、破壊された建物や地面を即座かつ急激に修復したり、負傷者どころか死者までも即座に治癒・蘇生するなど、有機物・無機物の区別なく能力は適用できる他、空間破壊能力と併用する事で、破壊した地面に敵を埋め込んだまま修復し拘束するといった芸当も可能。
  これらの機能・能力を本機にも適応する事で、超越的な加速を生み出し、フォースインパルスガンダムエクストリームの亜光速レベルに近いスピードを生み出せる他、重力操作による空中を飛行、擬似的な空中歩行さえも可能とする他、ダイナマイトブーストモードとの重ね掛けも可能としており、その際にはフォースインパルスガンダムエクストリームをも上回るスピードにまで到達するが、その分パイロットの負担も大きくなる。

武装
ビームサーベルとバルカン砲は、PS装甲やナノラミネートアーマーにも大ダメージを与えられる威力を有するが、アストレイバスターQB9と本機の高い性能もあって、予備装備ぐらいにしか使われない。

• アストレイバスターQB9
  変形機構を有する複合兵装であり、本機の主兵装。
• バルカン砲
  頭部に2門内蔵されたバルカン砲。
• ビームサーベル
  バックパックに2本装備されたビームサーベル。

必殺技

• アストレイIXストライク
  青いエネルギーを纏った格闘攻撃を放つ。
• アストレイIXビクトリー
  ダイナマイトブーストモード使用時に発動可能な青いエネルギーを纏ったキックを放つ超必殺技。
• アストレイダイナマイトビクトリー
  アストレイバスターQB9を使用した斬撃技または射撃技を行う。
• アストレイダイナマイトインパクト
  本機の最高出力状態またはダイナマイトブーストモード使用時に発動可能なアストレイダイナマイトビクトリーの上位技。

アストレイバスターQB9

銃型のレールガンモードと剣型のブレードモードに変形する変形機構を有しており、遠近両方に対応できる万能武器となっている。

※今回の最大のアピールポイントで、ギーツバスターQB9の変形機構をほぼ完全再現しました。
この武器を作る為に、ツインリンクマグナムの「グリップ部分が可動する」という点に着目し、それを利用して「銃の上部に、さらに銃のグリップ部分を接着させる」という方法でレールガンモードを再現し、さらにレールガンに当たる部分にも適当な刃となる剣パーツを接着しました。

レールガンモード

射撃メインの形態で、貫通力特化のレールガンと、広範囲攻撃特化のビームライフルの2種類に使い分けて使用できる。
本機から供給されるエネルギーを高密度に超圧縮し、生成された特殊エネルギーマテリアルをビーム・実弾に変換し、上下の刀身を電極として、中央部銃口から高速射出する仕組みになっており、いずれもその威力は極めて高い上に、連射性能も通常のビームライフルとほぼ同じ間隔で使用可能。
また、銃口付近はブレードモードの刀身・剣先である為、銃剣のように近接武器としても使用できる。

• レールガン
  放たれたダインスレイヴの弾丸ごとPS製のMS数十体を一撃で貫通するほどの破壊力を有しており、その連射性能の高さも相まって、戦略兵器のダインスレイヴですら遥かに上回る貫通力を誇る。
• ビームライフル
  ナノラミネートアーマー製やFT装甲を持つMSを纏めて撃破し、出力を上げれば、戦艦を複数隻ですら一撃で撃破可能とするなど、ビームライフルの枠に全く収まらない規格外の破壊力を誇る。

ブレードモード

斬撃メインの形態で、生成した特殊エネルギーマテリアルを刀身に纏わせた斬撃を可能としており、加えてガード部分にも銃口マズルが残っている為、銃撃と長剣による斬撃の同時運用を行える。
こちらの攻撃力も極めて高く、PS装甲を紙のように斬り裂くばかりか、対艦刀のように戦艦クラスをも一撃で破壊可能とするほどで、投擲武器として投げつけた際には電子リフレクター展開中のデストロイガンダムを複数纏めて貫いて撃破したほど。
また、ガード部分の銃口マズルはビーム弾の発射が可能で、連射速度もビームバルカン以上で、レールガンモードに劣るものの威力は非常に高く、ノーガードであればナノラミネートアーマー製のMSをも一撃で撃破可能。一応はビームシールドでも防ぐ事自体は可能だが、それでも電子リフレクター展開中のデストロイガンダムですら喰らえば後退りするほどで、こちらも通常のMSでは防ぎ切るのは難しい。
上記のように、銃と剣を同時に扱えるため、大抵はブレードモードで事足りるが、レールガンモードでの高い攻撃性能もあって、レールガンモードを優先する場面も少なくはない。

口元に指を当てて「しーっ…」のシーンも再現。

マントは、ガンダムゴッズバッファと同じく紙製ですが、こちらはガンダムマーカー(赤)によってマント部分の赤い柄を、何とか精密に再現しました。

もっと早く登場していれば、最強フォーム同士でバッファの横に並ぶシーンもあったはず。

ブジンソードとの対決シーン。

以上、ガンダムアストレイIXでした。