ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王の上位形態を作ってみました。
とは言っても、旧HGデスティニーの翼と新兵器を追加しただけなので、黄泉冥王本体は特に改造していません。
今回の独自コンセプトの一つに「戦略兵器ジェネシスをMSサイズで運用する」という恐ろしい内容が含まれています。
※劇場版でのゼウスシルエットを装備したデスティニーガンダムSpecⅡを見て、折角だから「リベンジャーズの王としてシン・アスカが使うに相応しいゼウスシルエット的な新装備を作ってみたい」と思って、本形態に着手してみました。
機体名:デスティニーハーデスインパルスガンダム黄泉冥王
全高:18.87m
重量:45.97t(トゥルージェネシス装備時は79.97t)
ハーデスインパルスガンダム黄泉冥王の上位形態にして、最終強化形態と言える存在。
名称の「デスティニー」は、ストライクフリーダムと似たような形で、本形態の開発陣がシン・アスカへの祈りを込めて命名されたもの。
構造・性能について
本体が全く変わらないが、背部にはデスティニーの翼が増設されて、新規武装「トゥルージェネシス」が装備されている。
- 基本性能(パワー・機動力・防御力など)
本体自体が特に変化していない為、性能の詳細は黄泉冥王を参照。本ページでは、変化箇所のみ記述する。 - デスティニーハーデスシルエット
背部の専用シルエットで、新たにデスティニーの大型ウイングが後付けの追加パーツとして接続されている。
背部の接続部そのものは、追加武装を装着可能なハードポイントとしてプロトタイプ時代の設計段階から残されており、無改造で大型ウイングとの接続とパージが可能。
さらに大型ウイング自体も、ルナチタニウム合金で構成されており、高い耐久性を有する他、大容量バッテリーと高性能スラスターをそれぞれ内蔵しており、重力下や宇宙空間でも移動可能となっている為、戦闘中でも黄泉冥王と接続できる。
※フォースシルエットの翼を取り外した後が残っていたので、その空白のスペースを有効活用しました。
※大幅に改造したジャンクパーツと、デスティニーガンダムセレーネのパーツを使いました。
ただ、翼自体は無改造で、元のデスティニーガンダムセレーネにいつでも戻せます。
特殊能力・特殊機能
- 超光波による大爆発
- ヨモツシステム
- DGサモンウエポンシステム
強化前から引き続き使用可能な特殊能力であり、詳しくはこちらを参照。 - デッドハートシステム
強化前から引き続き使用可能な特殊能力で、詳細はこちらを参照。ただし、強化度合いは、強化前より大幅に上がっている。 - デスティニーリアライズシステム
本形態で新たに使用可能となった特殊能力であり、新規武装「トゥルージェネシス」とデスティニーガンダムSpecⅡを、内部に粒子化して収納し、必要に応じて武装を召喚できる。- トゥルージェネシス×1
本形態の主武装であり、詳しくは後述。 - デスティニーガンダムSpecⅡ×6体
本形態では、デスティニーSpecⅡを粒子化し、戦闘時に自由に召喚できるようになっている。
操作方法と難易度はあちらと全く変わらないが、粒子化した事で、母艦への格納スペースの最小化、被弾の回避など、無人機とは言えMSであるデスティニーSpecⅡを武器と同じ要領で召喚できてしまう。
- トゥルージェネシス×1
トゥルージェネシス
本機の主兵装にして、本形態の遠近双方に対応可能なメイン武装である。
そして何より、ザフト軍における最強クラスの戦略兵器「ジェネシス」を小型化した代物であり、言わば「MSサイズの戦略兵器」と言える。
- 経緯について
本装備は元々、リベンジャーズにおける戦略兵器として、組織内で開発が進められており、デュランダル議長からシンに託された「戦略兵器ジェネシスの設計データ」が使用されている。
開発にあたってシンは「ジェネシスのMSサイズに小型化」「連射性能と着弾時における被害の改善」「基本は抑止力としつつ、過激手段を取った場合のみにオーブ首脳陣及び危険兵器に使用する」という3つのコンセプトを提示し、組織内の技術開発陣は「敬愛するシンの期待」に応えるべく、不眠不休の努力によって本装備が完成したが、その前にオーブの(カガリが中心とする)首脳陣が会見を開き、謝罪の意を示した結果、シンは「リベンジャーズの一時休止」を宣言した為、本装備もこれに伴って一旦は封印される事になる(シンは技術開発陣に努力を無にしてしまった事を謝罪しているが、開発陣はシンに恨み節一つも言わず、快く受け入れている)。 - 構造
本体ユニット(二次反射ミラー)と円錐状ミラーブロック(一次反射ミラー)をそのまま合体させたランス槍に近い形状であり、その裏側部分には長柄と持ち手が設けられており、実際に近接装備としても使用できる。
本体内部には、ガンマ線変換装置とニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されており、本機から供給されるエネルギーをガンマ線に変換させる事が可能となり、わざわざ核爆発を発生させる必要が無くなった。
一方で、ガンマ線を扱う関係上、Nジャマー影響下を考慮して、引き続きニュートロンジャマーキャンセラーの起動を行う必要があり、常時起動はできない(ただし、起動と停止に対する迅速な繰り返し操作には問題なく対応可能)。
本体と反射ミラー(一次・二次)のいずれも、常にガンマ線を受けていながら一切破損しない耐久性と強度を兼ね備えており、特に一次反射ミラーは発射後の交換が不要となっている。 - 近接装備としての性能
長槍の先端部にあたる一次反射ミラーは、非常に強力なエネルギーのガンマ線に加えて、アルティメット細胞・DG細胞という強大な力を得て、ミラー自体が見えないビームサーベル(及びレーザー光線)を纏った状態になっており、プリズムソードにも匹敵する凄まじい斬撃力を発揮し、PS装甲やナノラミネートアーマーはおろか巨大な要塞や小惑星すらも切断してしまうほどの驚異的な攻撃力を誇る。実体兵器でありながら、ビームサーベルと「斬り結ぶ」事も可能。 - 砲撃兵器としての性能
本装備の真骨頂であり、その恐ろしい性能は「MSサイズで携行可能な大量破壊兵器」と呼ぶに相応しい。- 総合的な破壊力
MSでも運用可能なサイズまで小型化しながらも、単純な破壊力そのものは、原型のジェネシスとほぼ同等という恐ろしい威力。
照射されるガンマ線は非常に透過性の高い放射線かつ非常に高エネルギーの電磁波であり、直撃した物体の分子構造さえ容易に破壊する為、PS装甲・FT装甲・ナノラミネートアーマーだけでなく、戦艦や軍事施設ですら、このレーザーの照射を数秒間浴びるだけで、着弾箇所は完全に破壊されてしまい、これを完璧に防げるのは完全無敵状態の盾を持つMSと無敵状態を常時維持できるMSと対ガンダム特攻能力を持つMSぐらいで、相殺するだけなら物体を分解・霧散・消滅させる能力、生命活動の停止と世界をも破壊可能な必殺技、ブラックホールによる特殊攻撃も含まれる。
さらに光速にて照射される為、事前に射線上から退避しない限りは、回避も防御も基本的に不可能(被弾しても範囲外へ即離脱すれば破壊を免れる事は可能な他、数少ない例外はジェネシスの直撃に耐え切る事が可能)。
当然、攻撃範囲の広さに関しては、ネオ・ジェネシスに大きく劣り、MS1機を確実に呑み込める程度に収まっているが、その分エネルギー収束率が大幅に高まり、原型のジェネシスをも上回る貫通力と有効射程(約60万km以上)を獲得し、より精密砲撃が可能となった。 - 連射性能
本装備では、改良型のネオ・ジェネシスですら不可能だった「連射」をも可能としており、しかも1回の発射ごとに要するチャージ時間は約30秒。
MSサイズの武装であれば弱点となり得るが、戦略兵器としては破格過ぎるほど短い上、本装備の高い耐久性もあって、チャージ中でも攻撃されても大抵は意に介さないほど。 - 地球へ着弾した場合の被害について
そのままの破壊力かつ非常に強力なエネルギーを有するガンマ線でありながら、爆発規模と放射線汚染が極限まで縮小されており、地球へ着弾した場合の被害に関しては、地球全土には及ばず「着弾地点から半径10km」に留まっており、原型とは異なり「地球を死の星へ変えてしまう」という事態は起こらない(それでも戦況や場所によっては、戦闘区域全土を覆うレベルである)。 - 発射シークエンス
まず、1回の発射ごとにニュートロンジャマーキャンセラーを起動する。次に、内部のガンマ線変換装置によって、本機から供給されたエネルギーをガンマ線に変換。それを線源としつつ、さらにコヒーレント波に変換して得たレーザー光を、一次反射ミラーに照射して焦点を調整し、本体ユニット正面に設置された二次反射ミラーに反射してエネルギーを集中させ、目標に向けて照射する。
これら一連の発射シークエンスだけでも、恐ろしく高いレベルの情報処理能力が求められ、全てパイロット単独で行う必要がある。シン・アスカ(IF版)はこれらの発射シークエンスと情報処理を全て単独で難なく熟しているが、通常のパイロットでは到底不可能とされる(コーディネーターどころかアコードでも不可能)。
マイティーストライクフリーダムガンダムのEQM-Y148 収束重核子ビーム砲ディスラプターが「使用申請と総裁の承認を必要とする事で、個人の判断では使用できないシステム」なのに対して、本装備は「操作難易度を高める事で、単独で使用可能としながら悪用を防ぐシステム」となっている。
- 総合的な破壊力
- 欠点
本体が重量増加しており、トゥルージェネシス自体も34tという重さで、粒子化によって収納している間はまだしも、召喚時は総重量が34tも増える為、必然的に運動性が低下する。
ただし、元より黄泉冥王の時点で極めて高い機動力を持っており、飛行能力や三次元機動、亜光速での移動能力、ノンオプションでの大気圏突入と離脱などは健在で、従来から機動力面に大差はなく、ヴォワチュール・リュミエールによる超加速もあって、運動性低下の欠点は補われている。
※ガンダムウヴァルのシールド、ゼルトザームアームズのハイパーデストランスを使用しました。
戦闘能力について
元々より桁違いの強さを誇る黄泉冥王に、デスティニーとジェネシスの強みが加わった結果、本形態は「戦略兵器」という言葉すら霞むほどの存在に昇華しており、その気になれば、「数百体以上に分身しながら、小型化したジェネシスを四方八方から放つ」という阿鼻叫喚の地獄絵図さえ生み出してしまう。
ただし、本形態のコンセプトは「戦略兵器の単独運用」であって、実は長期戦や高機動戦は当初は考慮されておらず、あくまで本形態での高い機動力は、後付けで追加が決まったデスティニーの特殊機能と、シンの圧倒的な実力が組み合わさった副産物に過ぎず、メイン武装となるトゥルージェネシスの扱いづらさと重量増加もあって、パイロットの負担も相応に上がっており、本形態はシン以外のパイロットには到底扱い切れない代物と化している。その為、本形態はいわば「黄泉冥王版のミーティア装着形態」と呼ぶべき存在である。
一応は、シン自身が一撃離脱戦法を主軸とする事で、本形態での超高機動に問題なく対応しているが、圧倒的火力と分身能力が無用の長物となる場面から、扱いやすい強化前の黄泉冥王が引き続き基本形態となる。
ファウンデーションとの決戦について
ブラックナイトスコードルドラの4機を、強化前の黄泉冥王で撃破した後、大型ウイングと接続して本形態への強化を果たし、レクイエムの目の前に赴くと、そのままトゥルージェネシスを構える。
そして、レクイエムとトゥルージェネシスは同時に発射されたが、トゥルージェネシスの光は、レクイエムの超高出力ビームをも貫通し、そのまま奥深くの反応炉をも貫き、レクイエムの完全破壊に成功するのだった。さらに、発射されたレクイエムのビームは、貫通された後は、拡散して近くの敵艦隊を焼き払ったものの、照準のオーブどころか偏向リングにすら届く事はなかった。
こうして、家族を殺した仇として、引いては私利私欲で自分たち国民を傷つけた悪の権化として祖国オーブを恨み続けて、復讐と支配を掲げていた復讐者たちの王は、過ちを償う意思を示した彼らとそこに住む国民たちの未来を見届ける為、オーブをその手で守り抜き、運命を切り拓いたのであった。
以上、デスティニーハーデスインパルスガンダム黄泉冥王でした。
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好きな機体は、インパルスガンダムです。
ただ、投稿する作品の機体の設定や世界観は、原作と大きく異なるものがあり、別々のガンダムシリーズの設定をクロスオーバーさせた作品もあります。
また、ガンダムシリーズのみならず、仮面ライダーなどの特撮作品も観ている為、私が投稿する作品の機体の中には、それらを参考にした独自の設定が、これでもかと言うほど満載されています。
塗装もあまり得意では無いので、温かい目で見ていただけると幸いです…。
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