お正月直前に、HGのフォビドゥンガンダム・レイダーガンダム・カラミティガンダムをミキシングして完成させました。
かなり大掛かりな改造ですが、あのムルタ・アズラエル専用機として、オリジナル設定も色々と考えました。
機体名:ディクテイターガンダム
形式番号:GAT-X999
全高:29.6m
重量:97.6t
アズラエル財団傘下の国防連合企業体が持てる全ての技術を注ぎ込んで完成した究極の決戦兵器にして、地球連邦軍及び大西洋連邦における最強のMS。展開式バックパック・大型可変翼・2門の砲塔を合体させた大型武装プラットフォームが特徴。
パイロットは、ブルーコスモス盟主のムルタ・アズラエル。
ディクテイターは、英語で「独裁」を意味する。
- 設計前の経緯
本機の設計に当たって、新規設計された900番台フレームが採用された上で、「GAT-X999」という型式番号が与えられ、後期GAT-Xシリーズのワンオフ決戦型MSであるフォビドゥン・レイダー・カラミティのデータを基となっており、「特殊装備による強行突破での敵地への電撃侵攻」「大気圏内の飛行可能な機動力による一撃離脱戦法」「視野の広い後方からの支援砲撃と遠距離攻撃」という、それぞれのコンセプト・戦法を本機単独で行えるように設計されており、大型武装プラットフォームには、フォビドゥン・レイダー・カラミティの意匠だけでなく、それらの長所を全て集約されている。- 本機への適性パイロットについて
本来であれば、このような専用機の性能を引き出すにはパイロットへの負荷も大きく、本機に必要とされる生体CPU「ブーステッドマン」の強化インプラントは従来を遥かに超えるStage7となっていた。
しかし、ブルーコスモス盟主のムルタ・アズラエルは、本機の設計前からオリジナルのDG細胞を微量投与し続けており、精神汚染の問題も、アズラエル自身の「コーディネーター抹殺」という凄まじい精神力で解決した結果、コーディネーターやブーステッドマンをも凌駕する戦闘能力と操縦技術を身につけていた。
その為、当初からムルタ・アズラエル専用機として設計が進められ、さらにオリジナルのDG細胞やミラージュコロイドなどの新技術を惜しみなく投入した結果、本機はアズラエル以外では操縦不可能な機体として、日の目を浴びる事となる。
性能
オリジナルのDG細胞を本機に投与する事で、各性能を大幅に強化している。
- 動力源
アンリミテッドエンジン1基と核エンジン2基を搭載し、無制限かつ豊富なエネルギーを獲得している。- アンリミテッドエンジン×1基
永久機関であり、無制限の稼働時間だけでなく、以下のVTP装甲の常時展開に必要なエネルギー供給に用いられている。 - 核エンジン×2基
搭載されたニュートロンジャマーキャンセラーによって、核エンジンは動作保証がされており、その豊富なエネルギーは武装へのエネルギー供給に用いられ、各種武装の高出力化に成功している。
- アンリミテッドエンジン×1基
- 機動力・スピード
デストロイガンダムほどではないが大型化している為、レイダーガンダムのMA形態への変形機構はオミットされているが、それでも運動性は高く、小回りも効く。
本体だけでも高い機動力を誇り、大気圏内での単独飛行が可能。さらに大型武装プラットフォームの強大な推進力によって、機動力も底上げされ、最高速度のストライクフリーダムガンダムやデスティニーガンダムにも追随するほどのスピードを獲得している。 - 防御力・耐久性
デストロイガンダムと同様のVTP装甲(ヴァリアブルトランスフェイズ装甲)が常時展開されているだけでなく、本機ではエネルギー消費量も敢えて増大させた結果、後述のゲシュマイディッヒ・パンツァーに頼らずとも、ビームライフル程度の直撃に耐えられる高い防御力を誇る。
さらに、新規採用された900番台フレームによって、広い可動域を確保しつつ、フォビドゥン・レイダー・カラミティの戦法を行う際に生じる負荷を考慮した設計で、複雑かつ激化した高機動戦や長期戦にも問題なく対応可能となっている。
VTP装甲に頼らない耐圧性能にも優れており、ノンオプションかつVTP装甲非展開時での水中潜航をも可能としており、特殊戦闘も想定された機体でありながらオールラウンダーな側面を併せ持つ。 - 攻撃能力
両腕と両脚への高エネルギー収束機器の搭載にも成功しており、強大な出力を生かしたパンチやキックは、通常装甲であれば軽々と粉砕するほど。
携行武器
両腕と両肩にハードポイントが内蔵されており、これらの武器をマウントする事で、装備と戦術の幅を広げている。
- 重刎首鎌「ニーズヘグ」
格闘戦用の打突用スピア付き鎌。刀身には、グレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられていると伝えられる。
実体装甲はおろかPS装甲への切れ味は鋭く、オーブ海軍の護衛艦の艦橋をも軽々と切り落とす。
この武器だけがハードポイントへのマウントが不可能だが、ケーファー・ツヴァイのシールド裏面には格納可能で、この格納状態のまま固定近接装備としても使用可能。 - 破砕球「ミョルニル」
モーニングスターに類似したスパイク付金属球の質量兵器。
金属球・持ち手・高分子ワイヤーで構成され、球を敵機に投げ放ち、球に内蔵されたスラスターで軌道をコントロールをしつつ高速で叩きつける。
高密度に圧縮した反発材で構成された金属球には、ラミネート装甲素材もミキシングされている為、その威力は大幅に強化されており、ビームライフルどころか高出力ビームをも貫通し、通常装甲どころかPS装甲を採用したMSさえも一撃で破壊可能な破壊力を有する。
また、金属球を振り回すことにより、対ビームコーティングの施された高分子ワイヤー部分で相手の攻撃を防ぐ事が可能。 - 2連装52mm超高初速防盾砲
右腕に装備されたシールドと2連装高初速機関砲を組み合わせた複合武装で、連射性能に優れる中距離用火器。ビームと実弾を切り替えて発砲できる他、グリップが折り畳まれているため、これを展開すればマニピュレーターによる手持ちも可能。
マウント状態でも発砲可能。 - 337mmプラズマサボット・バズーカ砲「トーデスブロック」
携行式の大型バズーカ砲であり、その名の通り小型の弾頭をプラズマに包む装備である。
プラズマに包んだ弾頭を高速射出するもので、着弾地点周辺に大きなダメージと衝撃を与える。マガジンは砲後部に存在し、取り外し可能。
マウント状態でも発砲可能。 - 115mm 2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」
対ビームシールドに射角を変更できるビーム砲を搭載した攻盾システムの一種。
シールド自体は、ラミネート装甲素材を参考にした高い耐弾性を有する対ビームシールドに構成を変更しており、剣先状の先端は近距離格闘戦時に衝角の代わりにもなる。シールド裏面には、ニーズヘグの格納箇所を備えている。
マウント状態でも発砲可能。
※両腕と両肩にジョイントパーツを埋め込み、改造をしました。
※本機の携行武装の全てです。
※カラミティのシールド裏面を削りつつ、裏面にジョイントパーツを改造して接着し、ニーズヘグを取り付けられるようにしました。
※バズーカ後部に突起を設けて、マウント可能にしました。
固定武器・特殊装備
- 100mmエネルギー砲「ツォーン」
顔面の砲口より発射される高出力エネルギー砲であり、複列位相エネルギー砲の系譜に当たる。
高い威力をそのままに、射程の短さが改善されており、中距離にも対応可能となった。 - 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
胸部内蔵の大出力ビーム砲であり、本機が持つ攻撃兵装の中でも最大の破壊力を誇る。その威力は陽電子砲すら上回り、戦艦を複数隻まとめて一撃で撃沈するほど。
攻撃範囲も広く、装備の配置上、発射までの隙が少ないために接近する敵機に対する牽制としても活用される。
後述のミラーリフレクトレイ発動の要である鏡を周辺に備えている関係上、必然的にスキュラが狙われる為、スキュラ自体の耐久性と耐熱性が徹底的に高められており、発射口損壊による暴発と内部機構への誘爆を完璧に防いでいる。 - 115mm機関砲「アルムフォイヤー」
両腕内蔵の大口径機関砲。固定火器であるため、他の武装を保持したままでの使用が可能。
PS装甲を搭載しないMS相手ならば撃破し得る威力を持っている。 - 短距離プラズマ砲「アフラマズダ」
腰の大型クローの付け根に位置し、接近してクローで敵機に対してのゼロ距離攻撃に使用される。
プラズマを打ち出す銃火器にもなり、出力とバレル調整すれば先端に小型のビームサーベルを形成できる。 - M417 80mm機関砲
腹部中央に内蔵された大型機関砲で、非PS装甲のMSであれば撃破可能な威力を有する。 - M2M3 76mm機関砲
腹部左右に内蔵された機関砲で、非PS装甲のMSであれば撃破可能な威力を有する。 - ミラージュコロイド・ステルス
「機動戦士ガンダムSEED」に登場する光学迷彩システムにして、本機の特殊装備である。
本来はエネルギー消費が激しいシステムだが、本機の豊富なエネルギー供給と様々な技術改新によって、無制限の稼働時間とVTP装甲との併用を可能とするだけでなく、高い隠密性を確保したまま飛行可能にもなっている。 - 大型武装プラットフォーム
フォビドゥン・レイダー・カラミティの固定火器や特殊兵装を統合した巨大な背部バックパック。
背部バックパックと接続している関係上、後述のフレスベルグとシュラークが連動して可動する為、フォビドゥンガンダムでの高速強襲形態はオミットされたが、頭部までバックパックを覆わなくなってツォーンの使用を妨げる事はない。
フォビドゥンのバックパック部分には、VTP装甲と対ビームコーティングが同時併用されており、ビームサーベルのようなビーム系の格闘兵器、レールガンなどの実体射撃兵器すらも防ぎ切る耐久性を誇る。- 88mmレールガン「エクツァーン」
バックパック両側に設置された可動式レールガン。
砲身にはゲシュマイディッヒ・パンツァーの応用技術で作られた誘導装置が設置されており、磁場干渉を発生させる事でビームの軌道を自在に偏向できる。
従来通り曲げられるのは1発につき1回だけだが、それでも干渉力と精密度が大幅に上がっており、従来のフレスベルグのみならず、ツォーン、スキュラ、超高初速防盾砲、アフラマズダ、シュラーク、ケーファー・ツヴァイなどの軌道も全て曲げられるだけでなく、それらの大量のビームの軌道をそれぞれ別方向に曲げられるようになっている。
単純にレールガンとしての威力も高く、通常装甲のMSであれば、複数同時に一撃で撃破可能とするほど。 - 125mm 2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」
背部とバックパックに接続された連装ビーム砲。
通常のビームライフルの2倍以上の口径と高い連射性・出力を併せ持つ。
背部バックパックと接続・連動するようになった為、結果として可動域が若干狭くなっているが、代わりにフレスベルグとエクツァーンに広い可動域が与えられた為、カラミティガンダムの移動砲台としての機能は健在で、それどころか他の銃火器増加に伴い移動砲台としての火力がより高められている。 - 誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
バックパック先端部に内蔵された高出力ビーム砲。
高速強襲形態への移行無しでも使用可能になっており、上に向けて発砲する事もできる。 - ゲシュマイディッヒ・パンツァー
ミラージュコロイドの原理を応用した対ビーム防御システム。
原理としては、バックパック両側の可動装甲の表面に磁場を形成し、装甲面に接近したビームの粒子に干渉しその軌道を強引に修正、湾曲させ自機への直撃を避ける。
一般的なシールドのように「シールドに直撃したビームに耐える」のではなく「シールドに当たる前にビームの射線を捻じ曲げて自機から逸らす」という方法で防御する。
ただでさえ凄まじい干渉力は更に大幅に上がっており、一般的なビームライフルはおろか、陽電子砲ですら容易に湾曲させる事が可能で、ビーム兵器による中遠距離攻撃に対して、ほぼ無敵に近い防御力を誇る。ただし、ビームを曲げて防ぐ関係上、曲げたビームが味方に当たりかねないという明確な欠点も存在する。
上記のミラージュコロイド・ステルス同様に、展開中はエネルギー消費が激しくなるが、本機の豊富なエネルギー供給によって、こちらも使用時間が無制限となっている。
本来、至近距離から放たれたビームは湾曲させるだけのスペースがないために原理上曲げる事が出来ず、レールガンなどの実体兵器の射線を湾曲することは出来ない弱点があるが、本機の場合、パンツァーそのものにVTP装甲と対ビームコーティングが同時併用されており、ビームサーベルのようなビーム系の格闘兵器、レールガンなどの実体射撃兵器に関しても、歪曲こそ出来ないが完璧に防ぐ事が可能。
- 88mmレールガン「エクツァーン」
※レイダーのMA形態でのみ使用可能な武装も、スカートアーマーに接着しました。
特殊能力
※これらの特殊能力は、「特捜戦隊デカレンジャー」に登場する怪人・スペキオン星人ジェニオが設定モチーフになっています。
- 光変換能力
本機を光に変換して、光を反射する物質の中に潜り込み、その中を自在に移動できる特殊能力で、オリジナルのDG細胞によって発現した能力でもある。
光を反射する物質は、金色のワッペン、ファスナー、人間の瞳から涙、さらには水滴ですらも含まれているので、光を反射する物であれば、金属から布まで本当に何でもあり。
要するに、自らを光に変えて、鏡やガラスに潜り込み、鏡の中の世界を瞬時かつ自由に活動できる能力である。
光に変換した状態では、基本的に敵からの攻撃は当たらず、逆に本機からも攻撃不可能だが、文字通り光の速さで移動できる為、亜光速レベルで動くMSの攻撃をも回避可能とする。
ただし、長時間本機を光に変換し続ける訳ではなく、30秒経過後に実体化してしまう。そして、この能力の使用条件として、光を反射する物質が近くに存在する必要がある。 - ミラーリフレクトレイ
光変換能力の応用して開発された「自分以外の物質をも光に変えて、鏡の中に閉じ込める」というシステム。
本機のスキュラ発射口周辺が鏡を展開しつつ、近くの光を反射する物質と組み合わせる事で、鏡の無限回廊を作り出し、その鏡から放つ光線によって、対象を光に変えて、そのまま鏡の中に送り込んで閉じ込める。
対象は、人間やMSどころか戦艦でさえ閉じ込められる。鏡の中では、本機(とパイロット)のみが移動可能なのに対して、逆に閉じ込められた対象は、基本的に鏡の中を移動不可能。
弱点として、合わせ鏡の無限回廊を作るには、光を反射する物質が必要であり、胸部の鏡だけでは対象を閉じ込める事は不可能。
そして胸部の鏡が破損されれば、鏡の中に閉じ込めた対象は全て解放される。一応、スキュラの発射口周辺への設置が考慮されている為、鏡自体の耐熱性は極めて高く、弱点の箇所としては耐久性が優れているものの、大質量兵器や凄まじい攻撃力を有するMSの打撃には耐えられない。
また、特殊能力への耐性を持つMSを光に変換する事は不可能。
総合的な戦闘能力について
ストライクフリーダムガンダム、インフィニットジャスティスガンダム、デスティニーガンダム、レジェンドガンダムなどの高性能機をも上回る性能を誇る。
本機は、ムルタ・アズラエル及びブルーコスモスのスローガンである「青き清浄なる世界」を実現する為のフラッグシップとして、コーディネーター達に「独裁」という名の暴虐を齎す。
以上、ディクテイターガンダムでした。
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水、陸、空の三位一体のガンプラ面白い☺️
好きな機体は、インパルスガンダムです。
ただ、投稿する作品の機体の設定や世界観は、原作と大きく異なるものがあり、別々のガンダムシリーズの設定をクロスオーバーさせた作品もあります。
また、ガンダムシリーズのみならず、仮面ライダーなどの特撮作品も観ている為、私が投稿する作品の機体の中には、それらを参考にした独自の設定が、これでもかと言うほど満載されています。
塗装もあまり得意では無いので、温かい目で見ていただけると幸いです…。
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